人生であの時のあれさえなけりゃって事の1つや2つはあれど、そこから前向きに気持ちを切り替え進めるか進めないかなんだろうなーと、3人を見ながら改めて思った。全部鹿のせいにしてそれが出来ないまんま生きてきた3人が痛々しい。少し毒を効かせた田舎あるあるも妙なリアリティ。それまで逃げてきたもんと対峙し、ヤケクソにも近い必死さでどうにか闘おうとする3人の姿が切な可笑しかった。現実的でフィクションの匂いもする不思議な感覚の映画。人間だから色々あるけど、あの時あんなことがあってさと、笑って話せるように生きていけるのが一番良い