かえるのエリー

ブルックリンのかえるのエリーのレビュー・感想・評価

ブルックリン(2015年製作の映画)
3.8
シアーシャ・ローナン、特にファンって訳ではないが、「つぐない
」の演技が忘れられず、作品を見つけては観たくなる1人だ。ウォッチリストに入れていた本作をようやく鑑賞。同じく気になるドーナル・グリーソンも出てたのね。


以下ネタバレ感想


私は人生で2回しか引っ越ししたことがなく、しかも同県20km以内、故郷を感じる経験がほぼなため、エイリシュの気持ちを完全に理解することは難しいかもしれないが、それでも海を越えて2つの国で揺れ動く様には共感した。慣れるのも早いが、気持ちが戻るのも早いもんで、どういう決断をするのかドキドキしたが、皮肉にもあの店のババアのお陰(?)でトニーの元に帰ったのは安堵した。だってトニー、私の好みではないが(笑)いい奴や〜ん。

行きの船での出来事がしっかり回収されているのも気持ちよく、ジャケ写のレンガ前にお洒落な服で立つラストが清々しかった。お姉さんが押した背中、幸せになりなされ。