故郷を心に残しながらも、新しい生活に慣れて自分の居場所を見つけた途端に、それを揺さぶる出来事。
大好きな姉、住み慣れた土地、昔からの友人、放っておけない母親…
その全てを失うことなく、人生を共に出来そうな相手が現れたら、それは揺れてしまうよね…。
考え悩むことからも逃げ出していたエイリッシュを現実に引き戻したのは、皮肉にも昔の勤め先の嫌な雇い主。
トニーの気持ちを僅かに疑いながら観ていた…トニーごめんね。
残されて寂しい気持ちになるのは分かるけど、自分の元につなぎ止めようとせず、幸せを願って送り出す母親なら、後味もスッキリ穏やかだったのにな。