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ブルックリンのhitomiのレビュー・感想・評価

ブルックリン(2015年製作の映画)
4.8
めちゃくちゃよかった!!!
ダイナミックではないけれど、日常が少しずつ変わって主人公が少しずつ変化していく作品。大好き。
色使いも音も服も、全部が魅力的。ギラギラしたものではないのに、惹かれる。心に残る。


以下、少しネタバレあります。













田舎のムラ的な「監視社会」への閉塞感や嫌悪感はめっちゃ分かる〜〜!ってなる。だから「都会」に行きたいのよね。そんで久しぶりに帰ってくるとなんだか周りが幼稚に見えてくる感覚。わたしも経験ある気がする。田舎でもなければ都会でもないところに生まれてこのかたずっと住んでいるけれど。そういうのって絶対なくならないと思う。住む人が変われば別だけれど。場所がそうさせるのか、そういう人が多いのか、、、とにかくあの感じは嫌い。だからものすごく共感。

基本的な主人公の性格は自分とは真逆だなあって思って観ていたけれど、意外と似ているところもあるのかもしれない。人に頼まれたことを断れないところとか。笑

でも、エイリッシュがとにかくいい人すぎる。いい意味で。悪い意味でいい人すぎる姿は描かれていなかったからかな。彼女の奉仕の性格は本当に素晴らしいと思ったし、きちんと自分が幸せになる方法を分かって行動していたところも素晴らしい。人生で無駄なことってないんだって感じさせてくれる。

彼女が本当に少しずつ少しずつ変わっていく様子がひたすら愛おしくて素敵でした。



そしてこのあとドーナルさんのお家でピーターラビットとの戦争が始まるんですよね、分かります(爆笑)
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