ちゃくろねこ

ブルックリンのちゃくろねこのレビュー・感想・評価

ブルックリン(2015年製作の映画)
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ニューヨークのキュートなイタリア系(おもろい弟つき)と、アイルランドの紳士なドーナル・グリーソン(家つき)の、どちらか選べってそんなん、、、どっちも萌えるわ!!

主人公がアイルランドからアメリカに渡り、ホームシックになりながらも徐々に馴染んでいく様子や、姉との遣り取りは、自分が故郷を離れたとき(つっても日本国内ですけど)を思い出して、懐かしく切ない気持ちになった。
故郷を慕う気持ちと、新天地での可能性に満ちた未来に憧れる気持ち、どちらも本物で。でも両方は手に出来ないから、ここと決めた場所で踏ん張るしかない。

終盤、主人公が決断するキッカケとなる出来事が、それかよ〜!とは思ったけど(もっと自主的に決めて欲しかった)。
でもラストの選択にはホッとした。仕事も恋愛も苦労が多そうな道だけど、少なくとも「挑戦しなかった後悔」は、しなくて済む。新しい世界を知ってしまったら、引き返さない方がいい。
終幕後素直に、主人公がんばれ〜って思えた映画は久しぶりかも。
映画全体に、故郷を離れて頑張っている人々へのエールというか、暖かい眼差しが感じられて、心地よく見られた。

シアーシャ・ローナンの瞳の色がものすごく綺麗〜。ジム・ブロードベントおじいちゃんや、寮の女子達とか、脇役もいい味出してた。
(日本公開時のレビューです)
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