すいかめ

ブルックリンのすいかめのレビュー・感想・評価

ブルックリン(2015年製作の映画)
2.4
主人公の良いところが全く描かれておらず、心底イラつくクソ女にしか見えない。

人に助けられてアメリカに渡ったのに、何も頑張らずにホームシックで迷惑かけまくり、そんな自分を愛してくれた優しい人を裏切ろうとし、それを指摘されると逆ギレで相手を貶め、自分が一番都合のいい場所に帰っていく。
自分の意思がなく、状況に流されてばかり。
主人公が迷いのなかで倫理的にいけない行動をとる映画は数多くあるが、そこには罪悪感があるから共感できるはず。この映画の主人公は「私弱いの、迷ってるの、いけないのは周囲の人なの」という考えが表情からにじみ出ている。

途中、故郷の人を縛り付けるような考え方が描かれた時は面白いなと一瞬思ったが、この状況を生んだ一番の原因はこの女だと感じ、全てが台無しに。
すいかめ

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