ブルックリン(2015年製作の映画)

Brooklyn

上映日:2016年07月01日

製作国:
  • アイルランド
  • イギリス
  • / 上映時間:112分
    監督
    ジョン・クローリー
    脚本
    ニック・ホーンビィ
    キャスト
    シアーシャ・ローナン
    エモリー・コーエン
    ドーナル・グリーソン
    ジム・ブロードベント
    ジュリー・ウォルターズ
    エミリー・ベット・リッカーズ
    フィオナ・グラスコット
    メーヴ・マクグラス
    ノラ=ジェーン・ヌーン
    ジェン・マレー
    イヴ・マックリン
    マイケル・ゼゲン
    メアリー・オドリスコル
    アイリーン・オヒギンズ
    エリカ・ローゼンバウム
    ポーリーノ・ヌネス
    あらすじ
    1950年代、アイルランドとアメリカ ―― ふたつの祖国を持ちふたつの運命と愛の間で揺れながら美しく花開いていく女性の物語 アイルランドの小さな町に住むエイリシュは、美人でキャリアウーマンの姉とは対照的に、大人しく目立たない存在だった。しかし、彼女の将来を案じる姉の勧めで、ニューヨークへ渡米することを決める。ところが、彼女を待ち受けたのは、小さな町とはあまりに違う生活だった。 高級デパートでの仕事には慣れず、下宿先の同郷の女性たちは既に洗練されて会話もままならない。激しいホームシックに陥るエイリシュだったが、イタリア系移民のトニーとの恋が彼女を変える。 ニューヨーカーとしての生活を貪欲に吸収していくエイリシュ。ブルックリン大学で簿記を学び、週末にはコニーアイランドで最新の水着に身を包む彼女は、ファニーでスイートな魅力とカリスマ性のある洗練されたニューヨーカーにしか見えなかった。 そんなエイリシュに突然の悲報がもたされる。アイルランドに帰郷した彼女を待ち受けていたのは、運命的な再会、そしてもう一つの幸せな人生だった・・・。

    「ブルックリン」に投稿された感想・評価

    人生の選択についての映画
    50年代のアイルランドからNYへの移住はきっと私達が思ってるより楽じゃない。飛行機は高価でまだまだ大衆化されてなくて北大西洋を横断する長い航海に耐えなくちゃならないし一度行ったら帰れないことだってある。
    そんな中で一人異国へ渡り生活する不安は計り知れない。

    緑はアイルランドの色。
    そこからだんだんどNYに馴染んで洗練されていくエイリッシュの姿が美しい。
    葛藤しながらもいつかはどこかで決断しなくちゃいけない。
    決断することは成長することなんだ。

    アイリッシュミュージックは心地良いし50年代アメリカのファッションも街並みもお洒落で見ていても楽しい。新しく出会う人たちがみんな素敵な人たちでほっこり。
    生まれ育った故郷を出て新しい土地で生活した経験のある人なら共感できる部分があるのでは。また、これから新しい環境で生活する方もちょっとだけ勇気をもらえる映画だと思います。
    一人の田舎の女の子が、都会で大人になっていくストーリー。
    恋をして、一度は実家に戻り懐かしい彼と会ったりするけど、でも旦那の元へ戻る。


    夢見がちじゃない、リアルがそこにある。

    景色とか、衣装はすごく好き

    姉の葛藤と妹の幸せへの憧れみたいなのが見ててつらい。
    ラブロマンスというよりヒューマンドラマに少し近いのかもしれない。
    田舎に住む若者は少なからず気持ちがわかるはず。
    ストーリーが面白いかと言われるとそうではないんだけれど、主人公の成長が見ていてわかりやすく良かった。
    50年代のオープンカラーのワンピースやスウィムウェア、色使いがかわいかった
    あまり集中してみれなかったなぁ。
    シアーシャ・ローナンが美しい。
    割と単調な映画だけど、主人公の成長がわかりやすく描かれていて共感する。
    色使いがきれいでなんかおしゃれ。
    この映画は男にしか撮れない。

    女の描き方が非常に男性的。ある種の処女崇拝的な主人公の立ち位置。世の中にはアバズレも多いけど、かならずこういう無垢で純粋な女の子が存在して、この子が悲しみに暮れるとこういう表情をしてっていうのが、男の目線で撮られる。
    ちらりと映るガーターベルトには涙が出る。ただ最近の映画の濡場シーン、女の子みんなマグロ説はこの作品でもまだ続く。


    印象的なのは屋内外問わず、照明が間接的で叙情的であること。色彩としては青と緑。緑が綺麗に出てる。青は淡く水色で彼女を表し、美しくも今にも消えかかりそうな雰囲気を感じさせる。姉が亡くなり、故郷への哀愁が一段落してから、というよりはセックスしてからの衣装の転換(パステルからビビットへ)は上手い。でも彼女が赤の服を身に纏うことはないというのが、いつまでも都会に馴染めないことを暗に示してる。

    それから青と赤の対比はキャロルと同じで、主人公がデパートで働くのもキャロルと全く同じ絵がある。同時期にそれが起こるのが面白い。

    監督の色彩への変態的執念とそれを支える照明がとても印象的。

    色彩感覚という点ではブルックリンの方がキャロルより大いに軍配があがる。
    主人公の成長過程がわかりやすく描かれている。「わかるわかる!」という場面が何度もあり、最後まで飽きずに観られた。良作。
    なんな朝ドラっぽい!(笑)
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