翼

ゴースト・イン・ザ・シェルの翼のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

I MAX3D字幕と2D吹き替えと迷った末に、アニメ攻殻S.A.Cの声優で観れると評判の2D吹き替えで鑑賞。

攻殻機動隊が好きな人が作ったんだろうなーっていうのがめちゃくちゃ伝わってきました!

映画としてはぶっちゃけそこまで…な感じでした。
両隣も後ろの人も軽く寝てたからね!
隣のお兄さんは途中欠伸連発してたからね!

ですが、ファンムービーとしては自分は思い出せば出すほどめちゃくちゃアガるので、攻殻シリーズファンはぜひ!
CGがかっこいいので、I MAX3D(吹き替え)鑑賞がオススメかなと思います。

内容としては事件ものではあるものの、そっちよりは少佐の過去に迫る話が中心です。

107分ですがかなりボリューミーなので存外長く感じたなぁ。

そこにGHOST IN THE SHELL、攻殻機動隊S.A.C、GIG、イノセンス、ARISE、とシリーズ全般のネタ…というよりキーワードが詰め込まれています。

芸者ロボ、視界ハック、難民、人形使いなのか笑い男なのかわかんないけどとりあえずクゼ、ゴーストの所在、トグサの銃、アタッシュケース型ライオットシールド、多脚戦車、技師の赤い制服(?)、ダイビング、犬、負荷に耐えられない義体、犬、「Nooooo!!!(素子ぉおおお!!.)」エトセトラエトセトラ。

よくこんだけ入れて100分にまとめたな!?
何気にすごくないですか!?

メインに据えられてるハンカ・ロボティックス社もGIGで名前出てきてますしね。
セックス・ロボット侍らせてダッチワイフ自慢パーティには行ってるくせに自分にはセキュリティ・ロボットの一体も付けてないのどうかと思うんです。そんなだから荒巻 "BEAT" TAKESHIに「ファッキンジャップくらいわかるよ馬鹿野郎」されるんだよお。

といった感じで攻殻ファンな自分は大変楽しめました。
ものすごく楽しかった。

ただ、最後は暴力で解決する(司法に任せないんだ!?)し、9課のビルめちゃんこかっこいいのにセキュリティはザルいし、敵さんはボディガードのひとつつけてないし、完全義体が軍事用なのはともかく部分義体の一般普及率よくわかんないし…あ、蓋開けただけで自爆する多脚戦車は割と好きです。
蓋開ける少佐見てたらS.A.C2話思い出して泣きそうになった。(映画となんの関係もない)
(追記:あのシーンはほぼ押井守版のゴースト▲シェルっぽいですね)


「なんでスカ子が少佐で母親が桃井かおりなんだ!人種的に変だろ!」みたいな話もあるそうなのですが、そもそもあの国で義体作るならまあ白人フォルムになるだろうし、別に元々アジア系の人が白人の義体使ってても何も変じゃないよね?って思う。
…のだけど、当のスカ子さんは「もう他の人種の役やりたくない」ってくらい傷負ってるみたいなのが可哀想です。

個人的には続編でアオイくんが見たいよー。

批判に負けないで続けてくれよー。


スカ子ォオオオーー!!!!…ってな。
翼