daiyuuki

ゴースト・イン・ザ・シェルのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.3
人と機械の境界線が消えゆく近未来、脳以外は全身サイボーグの世界最強の少佐(スカーレット・ヨハンソン)は唯一無二の存在。 
悲惨な事故から命を助けられ、世界を脅かすサイバーテロリストを阻止するために完璧な戦士として生まれ変わった。 テロ犯罪は脳をハッキングし操作するという驚異的レベルに到達し、少佐率いるエリート捜査組織・公安9課がサイバーテロ組織と対峙する。 クゼというサイバーテロリストは、最先端ロボティクス企業ハンカ社の機密情報が詰まった研究者の脳をハッキングして情報を盗んだ後殺害していた。
捜査を進めるうちに、少佐は自分の記憶が操作されていたことに気づく。自分の命は救われたのではなく、奪われたのだと。 
―本当の自分は誰なのか?犯人を突き止め、他に犠牲者を出さないためにも少佐は手段を選ばない。
士郎正宗の傑作SFコミックを、ハリウッドが待望の実写化。
アニメ映画版の「人形使い」との戦いを元に、少佐たち9課が電脳テロリスト・クゼとの戦いと少佐が自らのアイデンティティーを探していく展開を軸に、人間のアイデンティティーがどこにあるのかを原作コミック以上に分かりやすく掘り下げた内容になっている。少佐が光学迷彩を使って犯人を追い詰め格闘するアクションなどルパード・サンダースがアニメ映画版をリスペクトしたスタイリッシュな映像やアクション、スカーレット・ヨハンソン演じる少佐のクールでミステリアスな魅力や少佐とバトーたち9課のメンバーとの絆、少佐が自らの記憶を探していく中でアイデンティティーに目覚めていく心の旅と苦闘は原作コミックやアニメ映画に忠実で、原作コミックやアニメ映画のファンにも満足出来る傑作SFアクション映画です。
「何者なのかは自らの行動が決める」
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