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ゴースト・イン・ザ・シェルのKHのレビュー・感想・評価

4.0
はっきり言ってフィルマークスのこの評価(現段階で3.3)は妥当だなと思った。にも関わらず俺がこの作品にこの点数を付けたのにはいくつか理由がある。まずその前提として僕がかなりの攻殻機動隊マニアだと言う点。原作ゴーストインザシェルは勿論だが、続編のイノセンス、アニメ版はSAC・2GIG・SSSまではそれこそ擦り切れるほど見てる。(アライブは見てない)擦り切れるほど見なければ理解が難しい作品であるからなのだが、この作品自体はその辺を監督?が実によく勉強してるなと言う点がまず評価に値した。そもそも日本人でも内容の把握に苦戦するこの作品を本当の意味で評価してる人がどのくらいいるだろうか、少なくとも俺の周りには3人くらいと少なく、(いやむしろこれでも多い)俺自身あまり人にも勧めたことはない。(睡眠導入剤になってしまうので)
なのでスカヨハのボディラインが丸見えとゆう触れ込みに(騙されて)釣られてこの作品を初見した人の評価はおそらく低く、世界観すら理解に苦しむだろうと思う。実際に他の人の評価を読むとそんな感想が多かった。
しかしながら、マニアにだけピンとくる各シリーズのオマージュの様なシーンが多用されてるあたり、また最終的なオチの付け所等も日本のアニメの実写化を試みたアメリカ映画にしてはかなりの出来だったと言える。ドラゴンボールなどとは大違いだ。
また少佐、バトー、トクザ、クゼヒデオに関してはアニメ声優をそのまま起用するのは過去に前例があったかな?という事も加えて、もともと吹き替えてる声優で映画を選ぶほどの声優オタク(大塚明夫オタク)の俺にはこの評価は妥当です。長くなりましたがはっきり言って監督には良くやってくれたよ本当に‼︎と褒めてやりたい。
映画自体が面白かったとゆうよりは、攻殻機動隊好きが納得できる作品だったと言う俺の超個人的な評価です。悔しかったら以下の作品を見てください。
攻殻機動隊ゴーストインザシェル
イノセンス、SAC、2GIG、SSS。冒頭の義体が完成するシーンや、バトーが犬と絡むシーンにバセットハウンドを起用する、博士がタバコをコップで消すトクザがしっかりマテバっぽいリボルバーを使ってるシーンなどなど拍手を送りたいシーンがかなりあると思います。個人的には敵の目をハッキングするシーン等があればもっと良かったです。すげー長くなったわ感想。
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