近年のSF映画の"基盤"的作品★
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SF名作映画ネタを
彷彿させるシーンが多く,
原作の偉大さがわかる。
分かりやすい説明もあるので、
SF映画初心者にはオススメの1本。
SF世界の映像見るだけでも面白い⤴
前のめりになる瞬間も多かった❗
…ただ肝心のストーリーである
ハッカーの事件や犯人の説明が
ざっくりしすぎて
事件自体に興味が持てず、
犯人の会話が始まると
後半は頭を引っ込めて
スマホ見てしまった…
でも嫌いじゃない。
SF映画の基本は「説明がない」
観る側が映画に没入して,
自ら思考を働かせないと
ついてこれないのが多い。
けど本作は"語り"と「説明役」がいて
とても分かりやすく
内容も入り込みやすかった。
これが世間でウケなかったのは
たぶん"爪跡"を観客の心に
深く刻めなかったからだと思う。
事件を綺麗に解決しすぎてしまって
観客に考える余韻すらなく
問題定義もなく終わったから
作品自体が軽い作品に思えた…。
終盤手前までは名作映画に
匹敵しそうな勢いがあったけど
終盤戦でゴングが鳴ると同時に
スタッフが続編を見据えて
早々に風呂敷を畳んでしまった、
そんな印象を受けた…。
原作の実写作品だとよくある
「キャストが～」「原作が～」とか
そういう"ノイズ"を省いて言うと
私は観て損はしなかった。
最近,自分も含めてだけど、
内容とは違う部分で評価して
観る側のハードルが
どんどん高くなってるように感じる…
普通に面白い映画では
満足できない人で溢れてきて
「映画には厳しい時代になったな…」と
観る側の"末期"を感じてきている…。
