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ゴースト・イン・ザ・シェルのDTAKのレビュー・感想・評価

2.4
【もっと公安9課の活躍を見せてくれよ!】
TVの「笑い男」や「個別の11人」がかなり骨太なストーリーだっただけに、そっちを期待してしまった。

今回は95年の映画版をベースにしてる…ようでしていない。

自分が観たかったのは「公安9課の活躍」であって、「草薙素子の過去」では無かったんだなと。

そのため話のスケールが急激に小さくなってしまい、何故この悪役が、何故公安9課が追い詰められるのか、が最後までわからず終い。

SFビジュアルも、同時期に上映した『ブレードランナー2049』と被ってしまって比較しちゃう。

終盤も画面が暗すぎて、アクションもどことなくモッサリ気味。スローモーションとCGを組み合わせた見せ場も、かっこいいところは既に『マトリックス』シリーズがやっていて・・・(しかもマトリックスは攻殻機動隊をオマージュしたというのに笑)。

ラストのあの水槽みたいなテーブル。あれはどうみても撃たれてドボンする様な展開がミエミエで笑

次々と難事件を解決していくチームモノを見せて欲しかったなぁ・・・。

上映当時物議を醸した〈ホワイトウォッシュ〉批判というのも、ストーリー上のトリックで一応かわせているようだが、少し無理がある笑

桃井かおりの英語芝居が思いの外しっくり来ていて上手かった印象。
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