松原慶太

ドン・ヴァーディーンの松原慶太のレビュー・感想・評価

ドン・ヴァーディーン(2015年製作の映画)
3.5
アメリカの新興宗教業界を皮肉った、ゆるコメディ。

主人公(サム・ロックウェル)は世界中で古代の遺跡を発掘しているうさんくさい考古学者。インチキくさいなりに、DVDを出したり、各地で講演をしたりして、生計を立てている。

しかし、とある新興宗教のスポンサードを受けるようになってから、だんだんと派手な捏造(巨人ゴリアテの頭蓋骨など)をでっちあげなくてはいけなくなり、次第に世間を騒がすようになる...という話。

アメリカの田舎のほうの宗教業界をこれでもかと言わんばかりに小馬鹿にしたコメディ。日本だって田舎の寺社にいけば、聖徳太子のナントカとか、牛若丸と弁慶のナントカとか、たてまつって集金してそうな気がするので(知らないけど)、まあこういう話は世界中にあるんだろう。
松原慶太

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