おはる

攻殻機動隊 新劇場版のおはるのレビュー・感想・評価

攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)
4.0
「お前たちは私が見つけた最高のパーツだ」
“少佐”こと若き草薙素子が犯罪に対する攻性組織“攻殻機動隊”を結成するまでのお話。

押井守監督によるなにやら壮大で難しくて電脳がショートしそうな劇場版、神山健治監督による神がかり的に面白い最高峰のエンタメSACシリーズを経て2013年にスタートした新シリーズのARISE。キャラデザも声優も一新、さらには割と好きなコーネリアスの音楽もイマイチでダメだこりゃ攻殻終わったわ…なんて当時思ってました。
そんなARISEの続編という位置付けの本作。絶対観るなよとわたしのゴーストが囁いていたため数年躊躇っていましたが、最近攻殻成分足りてないなあなんて思って軽い気持ちで観始めたところ、全然アリ!なんなら好き!ってなりました。あとツンデレ素子可愛いよ。

電脳、義体、ゴーストなど独特の世界観に様々な組織や個人の思惑が複雑に入り組んだ難解なストーリーは相変わらず健在。何よりもメンバーそれぞれにも見せ場があった戦闘シーンにはテンションが上がること請け合いだろう。あと最後の「あら、そう」と花見シーンの既視感バリバリのファンサービスぶりには、おおー!ってなった。
とりあえず攻殻ファンなら食わず嫌いせずに観ておくべき一作ではないでしょうか。
おはる

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