にっきい

攻殻機動隊 新劇場版のにっきいのレビュー・感想・評価

攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)
3.5
全身義体でも下着は付けます。

士郎正宗の原作をリアルタイムで読んでた作品の新たな映画化として期待してた作品。
TV版の 『alternative architecture』を毎週見て楽しみにしてました。

サル部長とメスゴリラの話し。
今作は原作のその後ではなく、所謂前日譚で、攻殻機動隊結成までを描いています。
時系列通りだった劇場版『ARISE』を、再編集、再構成、さらに新エピソードを追加した『alternative architecture』から続くストーリーですが、攻殻機動隊の最低限の知識が有れば新劇場版単体でもギリ理解出来る…、やっぱ厳しいか。
実際僕も2回観に行きましたし。
ストーリーは今まで誰も実現した事ないトリプルパッケージのウィルス、ファイアスターターの謎に迫る話し。
高度にネットワークの発達した、それでいて人が人であり続けるくらいの未来、電脳化され義体によって人以上のパフォーマンスを発揮出来るようになった人間は、それでも利益を追求し、主導権を握る為に騙し騙され…。
人間の本質が変わる事はないんでしょうね。
組織によって集められたのではなく、草薙素子自らが集めたメンバーは、誰一人として代えが効く存在ではなく、最高のパーツとして草薙素子自身を構成する。
だからパーツと言って物呼ばわりしても、物扱いした事はない。
統一規格の部隊に唯一生身のトグサがメンバーに居るのも意味がある。
全員が電脳、義体だったらハッキングされた時部隊は全滅の危機になる。
その時規格の違うメンバーが居れば全滅を防ぐことが出来る。
細部まで作り込まれた設定に引き込まれました。
で8番目のメンバーとも言うべきロジコマが最高。
命令に忠実でハイパフォーマンス、会話も楽しいって、一家に一台欲しいw

これを見た5月2日の前日に、緊急事態宣言を1ヶ月くらい延長する事が発表されました。
普段なら次の休みは何の映画観に行こうと予定たててるのに、映画館だけじゃなく、殆どの店が休業か時短営業。
何の予定もない休日って…。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2015年6月20日、26日
鑑賞回:ー
劇場名:T・ジョイ京都、TOHOシネマズ二条
座席情報:シアター10 M-23、SCREEN1 M-12
上映方式:2D 通常
レーティング:G
上映時間:100分
備考:過去鑑賞記録、レイトショー、シネマイレージ会員料金
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