正直に書かせてもらうと、完全に娘の付き添いで僕自身はプリキュアあまり興味なくて、本作の元となる週アニメも未見でした。
なので完全に油断していました。
泣かされた。
まさかの。
物凄いストレートな豪速球が胸に刺さった感覚です。アニメ観てないのでキャラ自体も知らなかったんですが、劇場だけでも十分察せられます。
モフルンという、くまの縫いぐるみのようなマスコットキャラが本作の軸となりますが、彼(彼女？？)の主人公を想う純粋さが心に響く。ディテールが動物というのもズルイ。これは反則だ。
自分を犠牲にしてでも主人公を守りたいモフルンと、命を賭けてもモフルンを助けたい主人公。これはもう、子供向け映画の特権とも言える豪速球です。
大人からしたら、意外でもなんでもない王道の展開ですし先のことは分かります。それでもきた。
え？こんないい話なの？と非常に驚かされる結果に。
それから、個人的にとても驚いたのは戦闘シーン。女の子向けですから、さぞかしファンシーでメルヘンな技に溢れてるのだろうと思っていたんです(ごめんなさい)
そういう技も多いですが想像以上に肉弾戦の物理攻撃。相手をプリンで包んで動きを止めたかと思いきや、サイヤ人も驚きの飛び蹴りを顔面に見舞って壁にめりこませる。いつ「ワクワクすっぞ」と言い出すのかと思いました。
全然期待してなかったというのもあるかもしれませんが、とても面白かった。
娘がいなけりゃ観ることのなかった映画ですので、ご縁に感謝。
