さっちん

ロマンスのさっちんのレビュー・感想・評価

ロマンス(2015年製作の映画)
3.6
会話劇が面白くてクスクス笑った。

でも、映画館に観にいこうと思ってて行けなかった今作だけど、まぁ、レンタルで充分だったかな?
それよか、Netflixで配信されてたのにレンタルしてきてしまった私って……。^^;

子供の頃両親が離婚…、旦那さんを失った淋しさ、辛さを紛らわすために、男をとっかえひっかえの母を見て育ち、悲しい過去を背負った娘、鉢子(大島優子)と、大コケ映画ばかり作って借金を背負い、人生どん底の映画プロデューサー桜庭(大倉孝二)がふとしたきっかけで出会って、鉢子の母親探しの旅に出るというロードムービー。

鉢子の職業は小田急ロマンスカーの客室乗務員…、優秀な働きっぷりで、賞もとっている。
私は結構電車が好きなので、ロマンスカーの中での話がもっと観たかったが、最初と最後の少しだけだった。残念!

ストーリは王道、ありがち……。
でも、タナダユキ監督の他作品とも共通の、「欠点だらけの人間に対する愛」みたいなものが感じられてほっこりする。

ただ、回想シーンがちょっと多くて、しかも似たような回想シーンの連続なので、「またかいな?」と、ちょっと感情移入しにくいシーンもあった。^^;

今作、大島優子もよかったけど、なんといっても大倉孝二の胡散臭くも憎めないキャラ作りが秀逸。
すっごく背が高くて、ちっちゃい大島優子とのデコボコ感も面白い。
長身の上に猫背気味なのと、服装の雰囲気から「DEATH NOTE」
のリュークに見えることも……。笑

気楽にサラっと観れるけど、その分印象に残りにくい映画かなぁ?とも思うけど、なんだかんだ楽しめました。
パッケージが素敵!☆
さっちん

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