Tラモーン

マイ・プレシャス・リストのTラモーンのレビュー・感想・評価

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)
3.8
よかった〜めちゃくちゃ可愛かった〜。
主人公が捻くれてる女の子モノはだいたい好きな気がする。

コミュニケーションが苦手で喋り過ぎちゃってところとか理屈っぽいとことか可愛過ぎ。

キャリーは飛び級で14歳でハーバード大学に入学した天才。大学を18歳で卒業してかも定職に付かずNYで1人引きこもり。正義感とか道徳感が強すぎてちょっと独善的な捻くれ屈折女子。
6歳で石油会社に非難の手紙書いてたってとこめちゃくちゃ笑った。

ロンドンで離れて暮らすお父さんの友人のセラピストの勧めで「幸せになるためのリスト」をこなす課題に取り組む。

リストの内容をこなしていくうえで、苦手だった人付き合いの中で少しずつ変わっていく様とても素敵。

デートした男の人と話しが合って、急に心開いてベラベラ喋っちゃうあたり、オタクっぽい人の特徴すぎてもう本当可愛かった。

人と関わりながら正しい・悪いだけで割り切れない感情を苦しみながら傷付きながら理解していく痛々しいまでの姿が印象に残る。

自分以外なにもかも嫌い、自分も嫌いって塞ぎ込みたくなる気持ちって、誰かに認めてもらったり愛されてるって実感が持てるだけで変わるよな〜。

同時進行で徐々に明らかになる過去の心の傷の描き方も上手い。
そこにきっちり折り合い付けて前に進めたんだからやっぱりどんなことがあっても家族の存在ってとても大きい。お父さん最高。

ラストシーンめちゃくちゃよかった。


主役のベル・パウリーは「ロイヤル・ナイト」に出てたときに興味持ったんだけど、すっごく好き。こういう美人とまではいかないけど愛嬌のある女優さん本当に好き。ゾーイ・カザンと通ずるものがある。

NYの冬ファッションが常に可愛いのも素敵。
大晦日のパーティーのときのメイクめちゃくちゃ可愛かったなぁ。
Tラモーン

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