いやぁ～、最高に面白かった～！ジュード・ロウとジェイソン・ステイサムを従えて、堂々たる主役っぷりのメリッサ・マッカーシー、もう、最高。彼女の表情、動き、全てがツボにはまり、笑えるし、とってもチャーミング。
重苦しい映画の後に脳内を解放させてくれる映画を探して、録画しておきつつ未見だった本作を選んでドンピシャリ。ああ、気分いいなぁ～。
日々、花粉症に悩まされている身としては、冒頭、ジュード・ロウが殺してはいけない敵をくしゃみで撃ってしまう花粉症ネタから笑ってしまうが、全編に渡って、メリッサ・マッカーシーの絶妙な笑いに加え、出てくる俳優とそのキャラクターがことごとく面白い。
相棒で親友の背の高いミランダ・ハートのおとぼけぶりと2人の掛け合いも面白い。イギリスでは有名な喜劇女優らしい。そして、敵役ローズ・バーンの激しいキレっぷりも良く、メリッサ・マッカーシーとの口喧嘩バトルも笑える。そして、何といっても贅沢なのはジェイソン・ステイサムの扱い方。
セルフパロディのような抱腹絶倒の武勇伝を披露しつつ、ダメダメなジェイソン・ステイサムが最後まで笑わせてくれる。そして、ジュード・ロウの切れ味のあるアクションとその後の驚きの展開も見事。他にも途中、メリッサ・マッカーシーを援護するイタリア男もいい。隙あらば、彼女を口説いてくる（笑）
魅力的なキャラクターを擁しつつ、アクションにも切れ味がある。メリッサ・マッカーシーはぽっちゃりしていながらにして鋭いアクション。ここまで動けるのはサモハン・キン・ポー以来か！（おそらく超動ける太ったスタントマンがいるだろうけど）
007ぽいアバンタイトルや音楽も最高で、偏ったガシェットも笑えて、メリッサの新しいＩＤがことごとく笑えるおばちゃん仕様なのもいい。とにかく冒頭からラストまで緩むことなく笑わせてくれるスパイアクションコメディとして、ほんと脚本もよくできている。文句なし。お見事。
ぜひ、続編を作ってほしい！
