クズがたくさん出てくると聴いて見ましたが、私が期待したようなタイプのクズではありませんでした。クズというより良くも悪くも子供っぽいだけではなかったかと…。どす黒さとか狡猾さとかは一切無縁な痛い人達でした。
こういう人達は本来、映画においてはサクッと死んでいくサブキャラ・モブキャラなことが多い気がするわけですが、本作ではメインキャラに据えられております。
しかしいくらメインキャラに据えられたとしても、映画の中でこういう人達が死んだところでカタルシスもシンパシーも生まれないので観てて困りました。
次々と人が死んでいくのに「へー」ってくらいにしか感じないわけで笑。あれおれそんなに冷淡でいいのかな？、みたいな。
よくよく考えますと実際の人の死と映画内の人物の死とはまるで別物なので、そんなんでいいんだと思うわけですが…。
PC画面上で違う場所にいる登場人物達の様子を見せたり、Skypeで話しながらググッたりチャットしたりの様子を見せるのはリアルでよかったです。
あとキャスティングはよかったと思います。みなさんとてもよいM顔だったような。笑
