まあ、うんという感じですね。
教室のベランダから落下して亡くなった娘。
父は真相を調べようとするが、そこには恐ろしい同級生の女子の存在があった…
いわゆる人間の恐ろしさを描くタイプの映画です。
予告では何やらマインド・コントロールのようなものをする女子という風に描かれていますが、この女子はそこまで大物ではないです。
女子高生ならではの等身大の稚拙なサイコパス、と言った方が近いかもしれません。
この女子高生が何を考えているのかというのも結構枠を割いて描かれているので、ああこういう子もいるかもなあと思えるリアルさがありました。
高校生なんてまだ何も知らない年代。どんなに頭の切れる人でも高校生は高校生。
まだ色んなことが不安だし、世間のことをまだまだわかっていない。
女優志望の彼女が芸能事務所の社長に論破される(別に論破しようと思って話してるわけではないが)シーンが印象的。
この映画は何より娘を亡くして失意の底に沈むお父さんが印象的です。
娘を本当に愛していたのが伝わってくる。
引きこもってる彼にご飯を作って持って来てくれる同僚の谷村美月がめっちゃ可愛い。
年の差もあるし恋愛にはなりそうもないけど、谷村美月側は明らかに彼のことが好きみたい。
うーんってところも多い映画ですが登場人物は印象的な人が多かったです。