映画鑑賞記録用

踊るブロードウェイの映画鑑賞記録用のレビュー・感想・評価

踊るブロードウェイ(1935年製作の映画)
4.0
敏腕プロデューサー(ロバート・テイラー)と彼の幼なじみで郷里から出てきた女優の卵(エレノア・パウエル)の恋愛ミュージカル。
前半少し平坦だが(だがいびきの蘊蓄には詳しくなる(笑))、後半、記者が架空のフランス人女優の噂を仕掛けてプロデューサーを嵌めようとし、田舎に帰れといわれたエレノア・パウエルが変装、架空の女優になりすまして主役をもぎ取る辺りから俄然面白くなる(こういう話、他にも見た気がするが、本作がはしりなのかな?)。フランス人に化けてるエレノアの似非フランス風英語と化粧がまた魅力的なんだ。ちょっとマリリン・モンロー的ですね。
エレノア・パウエルは初めて知りましたが、女優としては骨太大柄な感じで、さりながらタップダンスは異様に上手で、舌を巻くことになります。どれだけ練習したら、平然とここまで出来るようになるんだ?実際にもブロードウェイ出身の女優だそうで、「タップの女王」という呼び名に納得です。
さて、尺があと10分もないという所に至っても、まだなりすましの事も白状してないし、これ、どうやって収拾付けるんだ?と首をひねっていると、ロバート・テイラーがエレノア・パウエルのタップダンスからハタと気付いて、表情を閃かせる。ここが巧いです!一瞬の表情だけで、説明不要。ダンスがすべてを語る、という映画のテーマにも通じる決着。同一人物だと分かったよ、ということで一件落着の大団円に。値千金の表情演技です。
ツタヤDISCAS視聴。

追記
思い出した。架空の人物のネタに乗っかりちゃっかり居座るのって、ピアース・ブロスナン主演のテレビドラマ『探偵レミントン・スティール』とかがそうだよね(笑)