ほんの出来心で見たんですけど1986年に修学旅行で板門店へ行く日本の高校生、みたいな好奇心がソソられるサイドトピックが埋もれていて(九州発ならアリだな、という本当に虚実ギリギリの線)侮れない。
作品単体を取り出して見ると、ストーリーテリングのテンポまで30年前水準に戻さなくても。というところあって、正直微妙なところは残っているのですが。
ただ、テーマとして韓国から出て行ったひとたちの子世代(ミナリでいうところの寺田心ですよ)(だから寺田心じゃねえっつーの)が、韓国DNAとは。って問いに向き合うのはとてもとても良いことだと思いました。
純ジャパなどと言っている奴らも遺伝子情報を調べれば大陸渡来が含まれないわけないので、「外に出たことがない」「そのわりに／だからこそイキる」層がもたらす害悪に辟易する昨今につき、つい感想も過激に。
