マーくんパパ

夜の診察室のマーくんパパのレビュー・感想・評価

夜の診察室(1971年製作の映画)
2.0
セックスカウンセラーの父の元で受付記録係をしている松坂慶子、耳年増になっている彼女がプレイボーイで浮名を流すポルノ小説家峰岸と恋に落ちるが峰岸も実は余り女性経験がなくカウンセラーに恋の相談に出かける…。公開から50年経ってもこんな中途半端なお色気映画が観れるのは松坂慶子の初主演作で後の大女優とは掛け離れた三流路線モノが却って珍品扱いされて価値を増している面あり。この時代映画界は洋画に押され低迷感を各社併映のお色気路線で打破しようとしていた。東映が池玲子、杉本美樹の温泉芸者、女番長モノ、大映は渥美マリのくらげシリーズ、関根恵子の高校生シリーズ、日活はとうとう路線全面切り替えでロマンポルノ路線に突入。思春期だったからよく憶えている。そんな過渡期の中の一本がコレ、超ミニスカ姿はレアだがまだ脱皮前でそんなに綺麗ではない。