ゴリアテの憂鬱

みかんの丘のゴリアテの憂鬱のレビュー・感想・評価

みかんの丘(2013年製作の映画)
4.3
紛争を抱えたアブハジア自治共和国のある集落での話。

とても素晴らしい作品でした。

殺し合った敵同士を治療して、ひとつ屋根の下で看病する主人公イヴォ。
兵士が回復するにつれ、一触即発の状態に。
そんな2人に時には強く、時には寄り添うように接するイヴォの人柄が、2人の心に少しずつ変化を与えていきます。

この世のどこかで本当に起きたかのような、素朴で温かいストーリーに、深い感動をもらいました。