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みかんの丘のairiのネタバレレビュー・内容・結末

みかんの丘(2013年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とても好き。描写も舞台の風景も好き。
イヴォの家の柵が、不揃いな木を組んでいる自然さや、家の中が清潔に片付けられているところに表れるイヴォの人柄や、食事がパンとポトフとチーズというところも好き。
政治的な背景を知らず見て、無知な私はグルジアがいつの間にかジョージアという名前に変わっていたことを知った。
なんだかイヴォがお父さん役、マルゴスがお母さん役で、喧嘩ばかりして仲違いしている息子二人っていう風に見えて面白かった。
そんなポップな見方ではなく、適切に内容に沿って観ると、戦争は知らないもの同士だから殺し合えるんだなと改めて思う。友達や、隣人が戦争の相手国であれば銃で撃つなんてできないよね。
イヴォの、「何が違う?」って言葉が深いなぁと感じた。あと、アハメドのお墓なら少し離すっていうお茶目なジョークもイヴォの人柄が出てて好き。
最後にマルゴスはかわいそうな役回りだなと思いました…。
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