イチロヲ

温泉ポン引女中のイチロヲのレビュー・感想・評価

温泉ポン引女中(1969年製作の映画)
3.2
温泉旅館の女中頭(葵三津子)とキャバレー経営者の妹(橘ますみ)が、男性客を集めるためにお色気作戦で反目し合う。1968年度「温泉あんま芸者」(石井輝男監督)に続く、お色気芸者シリーズ第2弾。舞台は和歌山県の南紀白浜温泉。

内容はスタンダードな艶笑人情劇。男性客を取るためのお色気作戦が、どんどんエスカレートしていくというもの。

薄幸な役ばかりの印象がある橘ますみが、ヤクザの後ろ盾がある気丈な現代っ子を演じているところが面白い。お色気作戦では、女中の風呂の浴槽を透かして見せる見世物にグッと来る。ヤクザのモーターボートが突っ込んできて「えーーっ!」となる超絶展開もスゴイ。

この時代のお色気映画を鑑賞するときは、「動く女体を見るためには、映画館に行って目に焼き付けるしか方法がなかった時代」であることを念頭に置くようにすると感慨ひとしお。家庭用VTR(ビデオデッキ)が普及する以前のエロカルチャーを追体験することができる。