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14の夜の8bitのレビュー・感想・評価

14の夜(2016年製作の映画)
3.9
14歳が14.5歳になるまでの24時間の物語。

「あの頃」の気持ちや感情がビンビンに刺激されてしまったよ。
なんかもうあいつらが他人とは思えなくて。
あいつらとチャリ漕いで一緒に行動しているような気にさえなってしまった。
エロ本眺めて「おっぱい揉みてえ」とか叫んじゃう気持ち。懐かしいな。
下に見てた奴らの変化に気付いて、「あれ、俺たち取り残されてるんじゃね?」ってなる気持ち。わかるわあ。

ストーリーなんて取るに足らないほど凡庸だけれど、だからこそ刺さるというか。
映像は綺麗だし、登場人物のキャラとかいちいち完璧で、ひとつひとつのシーンが本当に面白くて。
夕食のシーンなんて何度も繰り返し観たくなっちゃう。
レンタルビデオ店の胡散臭いあの雰囲気とかも、子供心に大好きだったことを思い出して、ちょっとグッと来てしまった。
あの店、めっちゃ行きたい。

キャストいいよね。
エロ中学生4人組はもちろんだけど、浅川梨奈さんの存在感(とおっぱい)が予想外に良かった。
「咲-saki-」のときはそれほどだったけど、この映画の彼女はイイ!
田舎のヤンキー感強っ!でもめっちゃ可愛いっていうね。
「自分より先に行ってしまったあの子」という重要な役どころを文句なしに好演していました。

他の人たちも皆ハマりまくっていて、何よりひとりひとりに物語を感じる。
連続ドラマで観たいくらい。
NHKさん次の朝ドラ、これでいきませんか。
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