エッ、切ない…。
脚本や演出、アクション以上にリーアム・ニーソンとエド・ハリスというベテランキャストの豪華さと重厚な演技力が光る作品という印象。
『ロブ・ロイ』『96時間』や『フライト・ゲーム』と同じ「失った家族と過去にケリをつけるために戦う最強のお父さん」というコンセプトに沿って、自分と家庭を壊してしまった男の人生をアクションに頼りきらず演じているとこに、改めてリーアム・ニーソンの演技派ぶりを改めて実感した。
ていうかほんとリーアム・ニーソンはがっつり重量級のアクションを決めてくる一方で、半泣きのチワワみたいな顔で人一倍がんばってるせいでフィジカルもメンタルも傷だらけなお父さん役がどハマりしてると思う。そして今作は珍しく言葉が汚い気がする。奥さん、俺の息子は太くないけど長くて30センチあるぜ、、、長すぎ、おばけかよって感じ。もちろんジョークだけど。不健全なファンなので、身も心もボロボロでがんばってるお父さん役のリーアム・ニーソンを観てると心からエール以外の何かが湧き上がるものがあって観ててすごく楽しかったし、華やかさは無いアクション映画だけどやはりラストにかけてのストーリーは切なく、じわじわくるものがあったと思う。