K

真実への旅路のKのレビュー・感想・評価

真実への旅路(2010年製作の映画)
3.7
冤罪で投獄された男と彼の無実を証明するために奮闘する弁護士の20年を描いた実話。

数多くある冤罪モノの中でも、本作は司法に対する恨みつらみよりは人間としての生き様を描いていて人間ドラマとして面白かった。

悲劇には何か意味があるなんていうのは綺麗事かもしれない。人生はそれほど時に不条理である。それでも、投獄中感謝に満たされていったこの男には、意味があったと思ってみてもいいかもしれない。少なくとも、感謝の思いが何か運命を変えていったようにも見えた。

この男は第二の人生をとても大切に生きるでしょう。

たとえどんな状況でも、感謝の気持ちは大事ですね。

ラストのご本人の清々しい顔に、そんなことを考えさせられた。
K

K