ロアー

バンバン!のロアーのレビュー・感想・評価

バンバン!(2014年製作の映画)
4.5
銀行の受付係として働くハルリーン。
祖母と2人で暮らし、銀行と家を往復する平凡な日々を送っていたハルリーンは一大決心でマッチングサイトに登録し、ブラインドデートへ赴く。
しかし、待ち合わせのレストランに現れたのはデート相手ではなく、貴重なダイヤ"コヒヌール”を盗み、追っ手から逃走中の国際指名手配犯だった。そうとは知らないハルリーンは、いつの間にか大騒動に巻き込まれてしまう。

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とにかくヒロインと一緒になってリティクに恋するしかない映画でした。
何ていうか色々すごかった・・・女子の夢妄想を全力で形にしたみたい。

ハンサムで強くて腹筋すごくて頭も良くて、踊れるしお料理もできるしピンチになったらナイスタイミングで助けにきてくれて、腹筋すごくて腹筋すごくて・・・そんな夢でしかないリティクの存在。

リティクにはトム大先生ほど笑顔に絶対的な安心感とさわやかさがない分、どちらかというと危険でセクシーみがあるので悪い男に弱い私はもうころっと落ちました。
ムチャぶりと甘やかしの加減が絶妙で「いま私めちゃくちゃ振り回されてる~でも何か幸せ~好き~❤︎」みたいなヒロインへの共感がすごい。何なんだこの映画、ヤクか。私、そんなタイプの女じゃないのにダメにされてしまう。「perfect、perfect」って何度もささやいて褒めてくるのあれホントズルい。撫でられてないのに頭をいい子いい子されてる気分になっちゃう(これ幻覚症状?)

ハリウッド版と同じく見せ場のバイクアクションなどもありましたが、あくまでインドなのでやりたい放題。F1カーから水圧で浮かぶフライボードまでつっこみが追い付かないアクションです。
フライボードって、マリンスポーツかディズニーシーのショーでしか観たことない。リティクがもはやイルカみたいにザッパンザッパン跳びながら泳いでて「これってかっこいいのか?」ってもう訳わかんなくなってくるんですけど、頭のどこかが麻痺してそういうの全部どうでもよくなってくるアッパー系脳内物質映画でした。

傷の手当てで脱ぎっとする所もハリウッド版と一緒だったけど、インド版ではセクシーサービスショットとしての演出があからさまでウケました。でも、あんなムキムキボディ出てきたらびっくりしてガン見するしかないですよね。インド産の腹筋、ホント恐ろしい。

そして語らずにはおけない名曲「♪Tu Meri」
♪トゥ、トゥ、トゥ、トゥメリ、リ、リ、リ のサビが覚えやすくて最高にハッピーな曲だしリティクのダンスもキレがあってかっこいいし、気づいたら毎日のようにPV観たり曲を聴いたりトゥメらずには居られない体に変えられてしまいます。とにかく中毒性のある恐ろしい映画なのです。

しかしみなさん、恐れず「Bang, Bang!」を観てトゥメリ中毒になりましょう。まずはトゥメってから「War!」でジャイジャイって、またトゥメって締めるのがおすすめコースです。つまりこれがここ最近の私の常習ルーチンです。

2021/01/31
#YouTube(字幕)

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トム大先生とキャメロン・ディアス主演のハリウッド映画「ナイト&デイ」のインドリメイクです。
ダメ元で応募したフィルマのオンライン試写会にまさかの当選できたので、一足先に鑑賞しました。応募した時は県内上映決まってなかったけど、ついに県内にも上映館が増えたのでまた絶対映画館に観に行こ。

貴重なダイヤを巡ってのアクションに次ぐアクション、そしてめくるめくロマンス・・・命懸けという点において、ハードモードのハーレクイン小説みたいな映画でした。

『マリアビートル』が「ブレットトレイン」になった時、やっぱりハリウッド化すると大味気味にマシマシになるなぁと思ったけど、ハリウッドとボリウッド間でも同じかそれ以上のマシマシ現象が起きると確信しました。
この映画、オリジナルの方はキャストの豪華さに反してあんま伸びなかった印象だけど、多分、インド版のこのやり過ぎなほど振り切ったテイストだったらもっと伸びたのでは?製作陣もそう思ったからリメイクしたのかな?
だって、南の島のシーンが元々オリジナルにあるところからして、この映画本当にインドリメイクに向いてると思う。

ただ、それにしてもやり過ぎで「なんだそれ〜!?ありえん!!」ってちょっと引くぐらいがやっぱ面白んですよね、インド映画は(具体的にいうと、水上バトルとラストのカーチェイスのところ)。
惜しげもなく、恥ずかしげもなく毎秒ビシビシと決めに決めてカッコつけてくるのが本当にたまらない。アクションシーンでリティクの手足の長さを再確認してパァ〜ってなるし、アドレナリンと女ホルが洪水を起こしてもう大変です。

リティクが演じているまともに見せかけてサイコでしかない泥棒のラージヴィール。機関銃をジャコジャコさせながらニコっていい笑顔してるシーン、好き過ぎてリピしちゃいました。笑顔でサラッと酷いことをやらかす時、オリジナルのトム大先生のキャラがうっすら透けて見える気がする。

YouTubeで何十回も観てる「♪トゥメリ」のダンスシーンでも、解像度高い映像であの投げチューを観たら思わず「クワッ!」って変な声出てとりあえず落ち着くまで何度もリピしちゃいました。これで耐性をつけたし、劇場で観る時は変な声が出ないよう気をつけよう。

そもそも「♪トゥメリ」って2人が出会ったばっかりの時に出てくるダンスなのに、出会ってすぐの距離感じゃないんだよね・・・精神的にも物理的にも。つくづく思うけど、インド映画におけるラブなダンスシーンって下手なベッドシーンよりもエッチ。
ヒロインのカトリーナ・カイフがめちゃくちゃかわいくて、これでもかってくらい甘い空気を振り撒いていちゃついてるシーンが尊過ぎて永遠と見てられます。しかもこの2人「人生は二度とない」でも共演していて、平凡な毎日から新しい世界を見せてくれるという立場が今度は逆になってるのがなお良い・・・この2人のカップル、インド映画の中でホント1番大好き❤︎

なお、2人ともダンスの上手い俳優としても知られていて、劇中で1番技術を要するであろうダンス、そしてリティクの最長腹筋タイムは本編ではなくエンドロールで披露されているので最後までしっかり観ないと損です。

MEMO---
・同監督の「WAR」を振り返っても、シッダールト監督の中ではリティクが完全にトム大先生枠として認識されてると確信した。いいぞ、もっとやれ!
・ハルリーンがドレスを着て、新品じゃない泥つきタイヤで雪山の空をブランコしてる心象ダンスシーンが意味分かんな過ぎて一周回って好き❤︎
・一瞬だけど、南の島の雨のシーンのリティクがあまりにイケメン過ぎて「うわ〜!うわ〜!」って奇声あげちゃった。濡れ推しの威力
・この映画、堂々とマウンテンデューの宣伝を挟んでくると知っていたのであらかじめ手元に用意しておいたけど、結局、深夜に観ちゃったのでマウンテンデューは持ち越しとします
・配給元のSPACEBOXが2〜3ヶ月置きにリティクの映画を繰り出してきてるので、今度は「Dhoom2」辺り行ってくれないかなぁ。今なら「WAR」の再上映もワンチャンある気がしてきた

2021/01/23
#Filmarks
#オンライン試写会(字幕)

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雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
だが、慾は多いにあるので雪降る中、頑張って「バンバン!」の初日鑑賞行ってきました。

正直、雪でお足元が大変悪くて、歩きやすさを盲信してるエアリフトを頑なに履いて行ったらビッショビショになって泣きそうだった。それでも推しへの慾だけを心の支えに行ってきました。
私の他に4人しか観客がいなかったから、シアター中の誰よりもリティクとカトリーナの2人に慾をぶつけてた自信あります。雪が止めばもうちょっと観客が増えると信じてるけど、映画にも雪のシーンが結構出てくるからリアル雪は映画に合わせた情緒だよ、情緒!

さて、通算3回目にしてようやく念願のシアターで観れた「バンバン!」。感想も3回目なので内容の感想については、フィルマのオンライン試写に忖度した一個前の感想が1番まともなのでそっちを見てください。

毎秒リティクがかっこよくて気が狂うのもやむなしな映画なのは間違いないんだけど、改めてヒロインのカトリーナもホントかわいくてたまらない映画でした。最近、眉毛の描き方が迷走してるので、ついついかわいい人は眉毛を見ちゃうww

シアターの音響で聴くお歌のシーンをめちゃくちゃ楽しみにしてたら、それ以前に打撃音がめっちゃ響く。痛そう。
中盤当たり、鎖を手に巻きつけてボッコボコに相手を殴るシーンが出てくるんだけど、金属で殴るんじゃなくて金属を殴ってるみたいなSEで笑っちゃった。

で、お目当ての「♫トゥメリ」のシーン。
この「♫トゥメリ」が24時間流れる部屋に1ヶ月くらい閉じ込められても全然良い、むしろと閉じ込めてと心から思いました。全身に全力で「♪トゥメリ」を浴びたい。

あと、先日の予習トーク配信で最初はランビールに映画のオファーがあったもののトム大先生と比べられたくないからって理由で断ったってトリビアを仕入れまして、つまりリティクはその辺は大丈夫だったってことねwwでも、トム先生に対抗してアクションも自分でやる!って言って全部のアクションを自身でやった結果ICU送りになったってのは、映画公開から10年近く経った今だから安心して聞けるお話でした。

とにかく自ら調べないと情報が入ってこない推しなので、その辺のエピソードとかも全然知らんかったからこの機にちゃんと調べた。
そしたら、スタントで怪我して脳外科手術したし、手術した後も全部のアクションを自分でやったって書いてあって・・・こんなのもう完全にトム大先生やん。リティク大先生やん。ただかっこいいってだけじゃなく命懸けの重みが増してきた。
ね、だからみんな、悪いこと言わないからリティク大先生の映画、観に行こ。騙されたと思って。本家よりもアクション増しましだから・・・ね。観て。観てください(必死)。

MEMO---
・アクションでフライボードを使った初の映画らしいけど、使い勝手悪くてその後誰も使ってないっていうのめちゃくちゃ笑う(約10年前の映画です)
・あれ?ハルリーンに会った夜に、もう苗字まで名乗ってた!これで観るの3回目なのに気づいてなかったよ。

2023/02/10
#ユナイテッドシネマアシコタウンあしかが(字幕)

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地元の映画館で上映が始まったので、劇場では2回目(トータルでは4回目)の鑑賞をしてきました。
この映画館、そう言えばオープン当初はシアターが1つしか稼働してなかったので小さい方のシアターにはこれまで入ったことがなくて、初めて入った感想は・・・「え、小さっ!」。
でも基本ポジティブ(ただの能天気)な私、「これはこれで試写室みたいでえぇやん・・・」とニヤついてしまいました。試写会向きの試写室ではなく、本当に映画製作所の一角にあるような、スタッフが確認するための試写室のようなこじんまりとしたシアター。
お客さんも少なかったので「私はこの映画のスタッフ(リティクの汗をぬぐう専属のAD)で、これからできたばかりの映画を世界で一番最初に観るんだ」という妄想しながら観てきました。能天気で妄想のたくましい女、それが私です。

感想も4回目なのでもうあまり書くことはないんですけど、とりあえず分かったのは「♪トゥメリ」のシーンは何度観てもダクダクに女ホルが出てるので危険ということ。毎回、投げチューのシーンで「ひゃっ!」という声が出るのを抑えるのに必死です。

以下、あのシーンのここが好きという細かい好きを言うだけのネタバレ感想です。

↓↓↓以下、ネタバレ感想メモ↓↓↓










MEMO---
・どんな状況でも”もぐもぐタイム”しちゃう食いしん坊なラージヴィールがたまらん(体も頭も使うから栄養大事よね)
・「♪Tu Meri」の後、ラージヴィールに言われた台詞を真似して反芻しながら「キャー♥」ってなってるハルリーンの気持ちがわかりみ過ぎるしひたすらかわいい
・「♪Uff」のお坊さんたちのど真ん中でミニスカで踊ってるハルリーンの絵面が面白過ぎて好き
・「♪Uff」でリティクに白い衣装を着せた人は有能だと思うし、黄色ジャケも似合ってた
・かっこいい表情でかっこよく踊っているリティクはもちろんかっこいいんだけど「♪Uff」みたいな曲で、表情豊かに楽しそうに踊っている時のリティクも最高に好き
・さっきから「ウフウフ」言い続けてるけど、「♪Uff」ってとにかく盛りだくさん過ぎて到底語り尽くせそうにない
・道路での騒動の時、バスによじ登りながらも「ひゅっ!」っと戻ってきて少年に手を振るシーンのラージヴィールのあの笑顔と「ひゅ!」の加減がものすごく好き
・車2台どころか10台くらい爆発したような路地裏のシーンの火力好き
・島のシーンでハルリーンに着替えについて追及された時のラージヴィールの「あっ!」って表情。あまりに好きすぎて億単位で何度でも観れる
・この映画に限らず、リティクって泣きや怒りのシーンで目の縁がすぐ真っ赤になるところが感情入りまくってて大好き

2021/03/18
#前橋シネマハウス(字幕)
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