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あした晴れるかのmingoのレビュー・感想・評価

あした晴れるか(1960年製作の映画)
4.0
大島渚や松竹ヌーベルバーグ勢さえぶっこ抜く美意識はやはりこの人中平康。芦川いづみや加賀まりこの起用、映画を大衆芸術からアートの文脈に持ち上げていこうとしたのはキャストからでも感じることができる。なんて思いながら観るのはわたし、芦川いづみの黒縁メガネ姿に萌え。57年「誘惑」の芦川いづみにはぶっ倒れるくらい綺麗だと思ったけど、本作も魅力全開。ほんとに非の打ち所がないくらいお綺麗。またパンツスタイルも似合うからモダンよね。
東野英治郎みるとなんだか安心するのはお父さん的風貌からか、安部徹も良いし、伊藤雄之助を若くして劣化させた杉山俊夫も良い。ラストの野菜乱闘も良いけど、落ちのアフリカ探検は中平らしくない、、、秀作といったところか。
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