らんらん

故郷は緑なりきのらんらんのレビュー・感想・評価

故郷は緑なりき(1961年製作の映画)
3.5
東京の大学を卒業し故郷に帰る列車の中で水木襄はようやく再会できる恋人佐久間良子を想う
その出会いは高校一年生の頃、毎朝同じ車両で通学する2人、お互い気になってはいるが話しかけることなんて出来ない、そんなあるあるから始まる2人の青春の日々、、、

映画全体の評価をするならば微妙かと、ラストが安易
何の脈絡もなく死んじゃったとか言われても何じゃそりゃですよ
素直にハッピーエンドでいいじゃんかよー、潮騒みたいにハッピーエンドにしてよー

あとこのタイトルもよくわからない、タイトルに色が出てくるけどこの映画モノクロだしー、どういうことよ

とか不満はあるんだけどそんなに低評価にならないのは
佐久間良子がかわいらしすぎる!これに尽きます!
二つお下げにセーラー服の美少女、小さくて華奢で、、、これまでのイメージ的にはかわいいというより美人、綺麗って感じだったんだけど(着物姿の大人なイメージ)この佐久間良子はとにかくかわいいって感じ!
妹キャラなのもいいですよねー、なんか若山セツ子を彷彿とさせるかわいらしさだった
どっちかと言うと佐久間良子のほうが積極的で、男の子の方は周りの目とか冷やかしを気にして、それが佐久間良子はちょっと不満とか、まさに青春
キスはしてもプラトニックなのも良いですねー、「結婚したい」なんて言いながらも押し倒されたら拒否って飛び出しちゃう
ですぐ戻ってきて「嫌いにならないで」とかかわいすぎでしょ!

佐久間良子の姉役の大川恵子も綺麗だった、大川恵子と言えば時代劇の姫女優ってイメージだから現代劇出てるの見るの初めてで新鮮だった

その他の出演者は
担任の先生で三國連太郎、熱血体育教師で花澤徳衛、警察の人で織田政雄、水木襄の父親で加藤嘉、この辺りが有名どころ

神保町シアター「水木洋子と女性脚本家の世界」特集にて「もず」に続いての鑑賞
正直、もずでもラストに淡島千景が急に死んだのもあって、またこのパターンかと
こういうオチで余韻残そうとするのあまり好きじゃないんですよねー
だだこの佐久間良子のかわいらしさだけは満点です!
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