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ハイネケン誘拐の代償のだすぷーちんのレビュー・感想・評価

ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)
3.9
会社潰れ〜た、お金はないない〜。
食い詰め者軍団が身分不相応な大誘拐事件を企てるが、メンタル弱すぎて酷い目に遭う!

   ※ ※

リアルクライムを下敷きにした、観るもののメンタルをぐじぐじ弄ってくる、なかなかのアクション・ミステリー!

世界的ビール会社ハイネケンのドンを見事に誘拐した、男たち。

そこまでは鮮やかでしたが、肝心の身代金をなかなかゲット出来ず右往左往します。

そうするうちに、メンバーの中にビビる奴も出現。
「オレ、帰るわ……」
離脱者出るわ、大物すぐる人質の処遇にも仲間内で意見が分かれます。

最後は、追い立てられて風の音にも驚かれぬる逃亡人生……。

結局は、悪人になりきれなかった犯人どもの、人の心の弱さに、つい涙も落ちるだすちー。

そして、アンソニー・ホプキンスは、ここでも安定の爺役です。
現実のハイネケン会長が役柄の様な、したたかなる好人物かどうかは、知る由もありませんが、実に心に沁みる名言を放ち、ストーリーは大団円となるのでした。
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