Tラモーン

クーパー家の晩餐会のTラモーンのレビュー・感想・評価

クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)
3.7
こういうのは時期外すと観ないから、2作続けてクリスマス映画。


クリスマスイブの朝。40年連れ添った夫婦のサム(ジョン・グッドマン)とシャーロット(ダイアン・キートン)は家族が集まる晩餐会の準備をしていた。完璧なクリスマスにすると意気込むシャーロット。何故なら2人の離婚が決まり、これが最後の晩餐会になるからだ。ギスギスしながら準備を進める2人だったが、集まってくる家族たちもそれぞれ言い出せない秘密を抱えていた。


クリスマスらしいファミリー群像劇なんだけど、『ラブ・アクチュアリー』みたいな完全無欠のハッピー映画とはどことなく違っている。登場人物それぞれの抱える問題はなんだか妙にリアルだし、クリスマスの温かい雰囲気で丸く収まったようにも見えるけど…っていう感じもしないでもない。それでもやっぱりクリスマスという特別な日は家族と向き合い、赦し合う日なんだなというめちゃくちゃアメリカらしい作品だった。

離婚が決まった熟年夫婦を中心に、失業を言い出せない息子、ニセ婚約者を連れてきた娘、万引きで捕まる妹などみんなが秘密を抱えている。
年齢を重ねると家族だからこそ言えないことが増えてくるし、距離感とか付き合い方とか妙に難しくなってくる。

子どもができたことで夫婦の関係性が変わっていくことなんて当然なのに、やっぱり男はそれを受け入れるのが難しいんだよな。

いい時もあれば悪いときもある。それでも最後に"いい人生だった、精一杯生きた"と言えたら幸せだろうな。

"大事なものは目の前にあるのに"


アラン・アーキンはどんな爺さん演じてもカッコいいけど、祖父として家族の中に入るといいなぁ、上手く言えないけど。

アマンダ・セイフライド、オリヴィア・ワイルドと美人で眼福なのもありがたい。

若かりしティモシー・シャラメはイケてるなかったけど、ガキのころにあんな可愛い子に熱烈キスされたい人生だったので裏山死刑でした😡
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