【サンクスシアター40:息を殺して生きる者の微かな愉しみ】
ダミアン・マニヴェルと組んで『泳ぎすぎた夜』を撮った五十嵐耕平監督過去作『息を殺して』がサンクスシアターにあったので観ました。よくある日本…
『泳ぎすぎた夜』にも確実に通じる「無言の間」の大胆な多用が、静かでまろやかな独特とも言える雰囲気をつくりあげている(正に「深夜」とでもいうかの様な静けさ)。その部分においては、細かい演出の解釈はわれ…
>>続きを読む『2000年のひとり寝』並の年越し映画。『童貞をプロデュース第二部』でしか見たことなかったような広大なゴミ処理場?の俯瞰ショットかっこええ。なにひとつ誰一人心情を吐露しない(=説明されない)発話が心…
>>続きを読む大晦日にサバゲーする話。
と要約してもこの映画の本質を捉えたことには全くならない。
かと言って一言で形容する言葉がなかなか見つからない映画だ。
意外にもジャンルで言えば青春映画、な気がする。
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大きなゲートの向こう側でごおごおと燃えているはずの炎も、いつか入らなければならないかもしれない国防軍もその戦地も、この先にある結婚生活のどうにもならなさも、いつか来る死も、まだ知らないが「わかってる…
>>続きを読む©2014 東京藝術大学大学院映像研究科