なお

スター・ウォーズ/最後のジェダイのなおのレビュー・感想・評価

4.0
【2021年-54本目】
”夕暮れ”

続3部作も佳境となるエピソード8。
レイは紆余曲折ありながらも、ジェダイ・マスターとなったルークからフォースの使い方を学ぶ。

一方前回の戦いで重傷を負ったフィンも復活。
窮地に追い込まれるレジスタンスを救うために、整備員として艦に配属されていたローズと共に、敵の懐に潜り込むことになる。

昔ながらのファンからは批判的な声が多いエピソード8だが、個人的にはシビれる展開が目白押しで最後まで楽しむことができた。

いよいよ頭角を現し始める、レイの強いフォース。
フィンはかつての上官・ファズマに引導を渡す。
ルークはマスター・ヨーダとの対話を経て、自らの最大の責務と取るべき行動を改めて知ることになる。
父と師の幻影が消えず、心に迷いが生じるカイロ・レン。
自分はこういった「因縁」とか「受け継ぐ」という展開に弱いんですわ…

さて、長きに渡る宇宙戦争もいよいよ次作「エピソード9」にて幕引き。
ルークは自らの持てるフォースを全て発現させ、夕陽の中に消える。
そして少々メタ的になるが、レイアを演じたキャリー・フィッシャーは本作が遺作となった。

多くの仲間を失い満身創痍のレジスタンスだが、彼らが受け継いだ希望の火はまだ灯り続けている。
この戦いの夜明けは近い。
なお

なお