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スター・ウォーズ/最後のジェダイのTEPPEIのレビュー・感想・評価

4.6
プレミアムナイト上映にて。今回は上映前にスタッフ自身が上手いトークをして、May the force be with you! と締めて拍手喝采、7.1chにわざわざ音声も調整し18時30分きっかりに''遠い昔、遥か彼方の銀河系''へ。ジョージ・ルーカスは「ファンの気持ちは関係ない、私は新しいものを作る」と言っていた。「フォースの覚醒」も素晴らしい出来だが、それは懐古的で古参ファンに向けたものが充実していたからだろう。「最後のジェダイ」は「スター・ウォーズ」の中でも屈指の出来だった。そして同時に「帝国の逆襲」に並ぶ…一概には言えないもののシリーズ最高のひとつであると思える。これは…誰も見たことないスター・ウォーズなのだから! こんなに興奮して、僕たち観客をここまで裏切り、そしてそのペースを絶対に崩さないライアン・ジョンソン監督の試みは常に「スター・ウォーズ」で新たなる名場面を築いたのだ。こんなに泣いたスター・ウォーズはない。無限に広がる銀河の物語、スター・ウォーズは家族の物語…の枠では収まらない、これまでシリーズで見ることのなかったシークエンスと新たな試みがこのエピソード8でかなり取り入れられており、もうとにかく凄い作品になっている。まずはルーク・スカイウォーカーを演じたマーク・ハミル…素晴らしい、素晴らし過ぎる。多くは語れない。彼は間違いなく最高のジェダイマスターだ。とにかく本作は新旧キャラクターの見せ場と魅力が充実しており、レイのデイジー・リドリー、カイロ・レンのアダム・ドライバー、フィンのジョン・ボイエガをはじめ新しいキャラクターの素晴らしさと活躍がしっかりと描かれている。そして今作が遺作となったキャリー・フィッシャーのスクリーンでの輝きは劇場でぜひ見届けていただきたい。
そして「最後のジェダイ」のメガホンを取ったライアン・ジョンソン監督の功績。彼の捉えたシークエンスがどれも美しい。映像で新たに導入された部分、そしてスター・ウォーズの世界をさらに広げたその素晴らしい才能。アクションがいっぱいだった前作がスター・ウォーズが改めて良いものだと思わせるものならば、「最後のジェダイ」は「スター・ウォーズ」がなぜ愛されるのかを呈示した映画と言える。
シリアスで、時に儚く、時に残酷だが根本的なSFドラマとしての娯楽性を極限まで活かしている。笑って、泣いて、そして感動できるまさに誰も見たことない衝撃のスター・ウォーズ。
総評として、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」は「帝国の逆襲」の再来であり、全てを覆す感動の超大作として熱狂させる。次作のJ.J.エイブラムス監督作品のエピソード9にてこの三部作は終了するが、ライアン・ジョンソンが描いた新しいスター・ウォーズは驚きと感動にあふれたまさにファンを「裏切る」映画である。
興奮過ぎてもう…ね笑 あと4、5以上は劇場に足を運ぶとしよう。
今回のカメオ出演勢にも思わずニヤリ。
ありがとう、ライアン・ジョンソン。ありがとう「スター・ウォーズ」。
この「最後のジェダイ」はすごい!
パンフも限定版と通常版の購入推薦。
そしてぜひ劇場で…この誰も見たことないスター・ウォーズの世界を楽しんで欲しい。
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