Mikiyoshi1986

スター・ウォーズ/最後のジェダイのMikiyoshi1986のレビュー・感想・評価

4.0
まず愛すべきレイア姫を演じてきたキャリー・フィッシャーに追悼の意を込めて。
きっとあの世では気兼ね無くジョン・ベルーシと共にコカインを楽しんでいることでしょう!

エピソード8の公式タイトル『最後のジェダイ』とは一体誰を指すのか公開までずっと気になっていましたが、その答えがここに!?

孤島のサバイバー、ルーク・スカイウォーカー。
前作で覚醒した期待の新人ジェダイ、レイ。
そしてまだまだどっちに転ぶのか最後まで判らない大穴カイロ・レン。
はたまた…。

『フォースの覚醒』ではオリジナルの伝統的な作風を踏襲してリスペクトが端々に感じられましたが、
ディズニーの手に渡ってスターウォーズはいよいよ良い意味でも悪い意味でも独り歩きし始めた印象。

更にデル・トロやローラ・ダーンといった豪華演者もニューエントリー!
でもやっぱり"あの"人気キャラを、しかもパペット版で拝めたのが一番テンションが上がったかも知れません。

欲深いディズニーの欲張り脚本がこのシリーズ最長の152分に凝縮されており、
個々の内省的な問題や葛藤を映しつつも次回作に繋げる橋渡しをしっかり用意してくれています。

あと何故かやたらに"神風"の精神が込められていたような。
それとあのラブシーンはちょっと不要な気が…。ゴメンけどクソほど興味ないっす。
エンディングの演出は鳥肌でした!

キャリー・フィッシャーの急逝によって、三部作最終章に当たるエピソード9は一体どう展開されるのか。
本作に関しては正直不満も少なからず残りますが、
今回のテーマにもあるようにスターウォーズは止めどなく新たな世代へと受け継がれていくのです!
そう、俺たちのスペースオペラは終わらない!
"HOPE"を胸に、また2年後スクリーンで逢いましょう!
Mikiyoshi1986

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