龍之介

スター・ウォーズ/最後のジェダイの龍之介のネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

気になった点
◯レイアはどうやって宇宙空間で生き延びたの?もはやホラー
◯師匠が自分に刃を向けた時の衝撃と悲しみは理解できるが、それまでベンの中で何故ルークが手遅れだと思ってしまうほど暗黒面が肥大化していたのか、そこを描いて欲しかった。
◯スノークの小物感
レイを自分の前に引きずり出すまでの作戦は完璧とも言えたのになぜ自分の弟子(カイロレン)の心の迷いはもう断ち切られたものとして信用していたのか。
◯その後のベンとレイの共闘は熱かった。
赤一色の身なりをしてライトセーバーに引けを取らない妙な武器を使うエリートブレトリアンガードたちも魅力的だし、ベンの荒々しい戦い方もとてもかっこいい、何よりもそれまでで芽生えていた2人の絆とも呼べるようなものが最高潮に達した瞬間だった。
◯フィン全般
7公開以前フィンとレイの二大主人公で打って出るのかと思いきや7が公開されるとフィンはあまり目立たず、8ではいよいよよく分からない立ち位置に…
ファズマとの戦闘シーン、もっと感情を表に噴き出して欲しかった。
レイとの再会での熱い抱擁はいいとしてその前のキスシーンは完全にいらない。
主役になるには弱く、薄いものの、物語の肝を担っているフィンに1ファンとしては処理に困っているといった現状がある。
◯最後の惑星クレイトでの戦闘シーンはよかった。ファルコンが助太刀にやってきたとき最初の登場が地面にうつった影なのが最高にクール。なによりも決心を固めたルークの姿がかっこいい。
赤い塩が激しい怒りや血しぶきを思わせた


◎まとめ
今回ちょっと違和感を覚えた点は設定やストーリーライン、人物像・人物設定・人物関係。(これは映画の根幹をなす部分なので少々危険)
いいなと思った点はブレイブであるシーンやスターウォーズの意思が引き継がれているところ。
スターウォーズらしさとスターウォーズらしくなさが入り混じった今作は評価をするのがとても難しい。スターウォーズエピソード8と打って出ている以上スターウォーズらしくないから駄目だといって唾棄することはできないわけだから、これもスターウォーズの中に組み入れるしかない。
レイやベンが新世代で新しい3部作の主人公であるとは分かってるもののルークやレイアといった存在はとても偉大で今作のように振る舞わないと次に進めないのも大いに理解できる。その上で終始手に汗握る展開を見せてくれたのだからやはり今作もよかった。
2回目 12月16日 2D 字幕 吉祥寺オデオンにて
3回目 12月28日 2D 字幕 TOHOシネマズ南大沢
4回目 2018年1月2日 4DX吹き替え シネマサンシャイン姶良
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