スター・ウォーズ／最後のジェダイのstalkawayのネタバレレビュー・内容・結末

なんとか、公開翌日に劇場にて鑑賞。
とりあえず最初に一点だけ言いたい！アクバー提督っー！あんた、老衰で死ぬんじゃなかったのかよ！こんなところで死ぬなんて聞いてないよ！視聴者に対して「これは罠だ」と言って欲しい。もう、レイアと一緒にアクバーもなんかフォース的な力でも奇跡でもなんでもいいから、宇宙船に戻ってきて欲しかった。（でも、ナイン･ナンが、最後まで生きていたのは嬉しかった）


さて、本作は人間ドラマに徹したためか派手さがだいぶ少ないし、アクション要素もかなり薄いけれど、一人一人のキャラクターに焦点が当てられてて、キャラクター像がしっかりしていた。スターウォーズは、シリーズを通して一作で散っていくキャラは多いが、必ずしも散り際に存在感があるとは限らない。そういう意味ではベタだけど視聴者をミスリードしてくれるホルドは存在感が大きく、立ち位置もぶれずに最後までカッコいいキャラクターだった。
また主要キャラたちも活躍が目立ち、葛藤の様子がキレイに描かれており満足。カイロ･レンも別の方向に吹っ切れた感があり、ハン・ソロが無駄死にじゃなかったと感じた。個人的にはヨーダの存在感ってやっぱり大きいんだなと感じずにはいられない。造形がちゃんと旧作のあやつり人形感を残しつつ、デジタルで再現した点も良かったが、霊体となってなおルークを導く姿、古いものにこだわるなというセリフなど、格の違いを見せつけられた気がする。そんなこんなでヨーダがチートすぎて、伝説のジェダイと言われててもやっぱりルークってこんなだよなとか思った。でも多分、キャラの描き方としてはあっていて、ルークってこういうヒーローなんだよね。ハン・ソロのように派手さやカッコ良さはないけど、人間らしさというか、旧作では主人公なのに数多いる魅力的なキャラクターに埋もれてたけど、今回のルークはそういうのも全部込みでルーク・スカイウォーカー、ここにあり！ってのを見せつけてくれた。ルーク、ありがとう！

ただ、気になった点もある。ディズニーだからか、ここまでシリーズが続いたからか分からないけど、ご都合主義的な部分が結構気になった。スターウォーズってなんだかんだでご都合主義的な部分多いけど、それでも今回のレイアのあれとか、どうなの…。
また人間ドラマ部分を深堀したためか、戦いの規模の割りにはこじんまりとしてしまった感は否めない。銀河の命運をかけてる戦いがこれっすか感というか、正義も悪も規模が小さいというか…。
これは単に私が帝国＆ファーストオーダー贔屓、敵役が小物感…いや、人間らしさに溢れているからかもなのかもしれないが、カリスマ性を感じる敵がいないのがさみしいところ。今回もハックス将軍は可愛い枠だったし（笑）

グダグダ書いたけど、フォースの覚醒よりかなり面白かったが、ローグワンを超えず…というのが正直な感想。でも次でどうまとめあげてくるのかが、楽しみで仕方ない。続きが待ち遠しいし、もう一度みたいなって思わせてくるところが、スターウォーズの凄さだと、まじまじと感じる。