いとJ

スター・ウォーズ/最後のジェダイのいとJのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

今作の最後、なんでもない男の子が突然フォースを使ってほうきを取りました。彼が次の3部作の主人公か!と思った人もいれば、アナキン・スカイウォーカーの繰り返しかよ……と思った人もいたようです。が、僕は勝手に全然違うことを思いました。

もしや、今後のスターウォーズは、ファーストガンダム的な話になるのでは!(笑)

ファーストガンダムの最終回、ニュータイプのアムロはテレパスを発現します。しかし、ニュータイプ同士ではテレパシーが通じるものの、そうでない人には通じず、また距離が遠くなるほど電波が弱くなってしまう……。そんな中、宇宙要塞ア・バオア・クーにひとり取り残され、テレパシーで脱出を試みるアムロを救ったのは、なんと何でもない子どもたちだったのです!
つまり、新しく生まれた世代はみんなニュータイプであった……ということ。優生思想と差別がテーマのひとつにあったファーストガンダムは、このような結末を迎えます。

ほうきを手にした男の子同様、レイも、カイロ・レンの話では名もない親から生まれたとのことでした。もし、次回作でレイの出自にもうひと悶着なければ、スカイウォーカーの血筋から離れて、みんながフォースを扱えるようになる。そもそも、フォースって、東洋思想とか禅的なものだから、すべての人が覚醒の可能性を秘めているもの。スターウォーズシリーズの結末はそんな話になってもよさそうだなぁと思いました。
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