矢吹健を称える会

スター・ウォーズ/最後のジェダイの矢吹健を称える会のネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

 スター・ウォーズ神話の否定、血統主義の否定というのはまあ、納得できなくもないのだが、ついでにヒロイズムも否定するとなると、冒険活劇としてそれでいいのかという感じがする。序盤の爆撃機作戦から後、反乱軍の作戦(と呼んでいいのかという疑問もある)は毎回目論見が外れ、ことごとく失敗しているのだが、その失敗の意味が問われることもなく、また失敗が主人公たちによって覆されることもなく、事が収まっていて、まあなんといいますか、そりゃダークサイドにも堕ちるわなというくらい空疎な時間を過ごした。

 ルーク・スカイウォーカーをめぐる描写はすべてひどい。あの島、聖地とか言われてもな。

 すっげェ長い。

 これまでも物理的距離はワープで短縮してきたが、今回なんと脳内通信で精神的にも距離をがっつり縮めようとしていて、しかしあのシーンに何の意味があったのかはついぞわからない。ってか主人公の描き方も大概だよ。何考えてんだよ。