natsumi

スター・ウォーズ/最後のジェダイのnatsumiのレビュー・感想・評価

5.0
伝説であるがゆえの苦悩。わたしにとって、ルークのパーソナルな面を垣間見ることができたことが、この作品におけるギフトだった。
新しい時代、スターウォーズは前に進んでかなきゃならない。単なる懐古主義や同窓会じみた雰囲気を打破し、まったく新しいSFを切り開いてゆく。
和を取り入れた敵側のデザイン、進化し続けるウェポンやライドのギミック。そして幾重ものシークエンス。ベニチオ・デル・トロ超かっこいいし、フィンとファズマのバトルに燃え、生き物たちのディテールも可愛くってめまぐるしく、カイロ・レンとレイの背中合わせのシーンで熱くなり、そして、ルーク。ルーク。目頭が熱くなる。ことばを失ってしまう。悲しいからではなく、あまりの事態の大きさに、どう感情をもっていいか分からないからだ。
髪を切ったルークの後ろ姿は、若い頃とまったく変わらなかった。大写しになるルークの貌は、精悍で、貫禄があり、ただ、眼がずっと変わらない。あのころのまま。綺麗な青。少年の眼。小さい頃にずっとずっと大好きだったヒーロー、ルークを、堪能することができた。ジェダイってそういうものなんだ、フォースってそういうことなんだ…レイと一緒になって、ルークから学んだ。ルーク、ありがとう。
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