くり

スター・ウォーズ/最後のジェダイのくりのレビュー・感想・評価

3.7
好きだからこそ評価の割に批判は多め。独断と偏見強めに語ります。


率直な感想は普通。つまらなくはないけど求めてるスターウォーズと離れた事が多くて突っ込みどころ満載だった。

自分の求めてるスターウォーズとは1〜3のアナキン3部作。小学生の時に初めて見たファントムメナスがスターウォーズとの出会いでそこからどハマりしたのが理由。
そのせいか4〜6はあまりはまらず2回ずつくらいしか見てない。5こそが至高!みたいな一般的なスターウォーズファンとは今作の感想も全く別物になると思う。
1〜3のスターウォーズにどハマりした要素は主に3つ。

①世界観
②キャラクター
③セイバーバトル&フォース

だからここさえおさえてたらどんなに内容が薄くても自分的には満足出来ちゃう。
ただ残念ながら今作ではこの3要素が全て期待以下だった。


①世界観
SFでありながらファンタジーとは違った生物の生々しさや多種多様な惑星がスターウォーズの魅力だったが今作は全体的にファンタジー感が強すぎる。賭博惑星に出てくる虐待されてる生物や穴の中の鏡?など、同じSFでもハリーポッター系を連想しちゃってその度違和感がありストーリーにのめり込めなかった。

また、今作が不評の1つである無駄なギャグシーンや可愛さだけを狙った生物などは自分もスターウォーズには求めていない過剰な演出に感じた。その点、前作のJ Jエイブラムスはギャグの盛り込み方が絶妙で上手かったと思う。
不機嫌なカイロレンがライトセーバーで物に当たってる時に通りかかったトルーパー2人が気まずそうに引き返すシーンや、吹雪の中叫んだチューバッカに対するハンソロの「皆寒いんだ!」という会話など、誇張しすぎないギャグが見ていて和んだ。次回作ではエイブラムス節がまた見たい。


②キャラクター
ここが最もアナキン3部作より劣ってる点。印象に残ってるキャラクターのみ感想を書いていく。

・レイ
アナキンは演技が下手だろうがやっぱり強そうだしイケメン。オビワンも強そうイケメン。強そうなイケメンがライトセーバー振り回すとそれだけでテンション上がった。
それに比べレイはちょっと気強そうな綺麗な女の子。主人公が女ジェダイという目新しさは飽きさせない為にも大事かもしれないが、レイを特に好きでもない自分はアクションに迫力を感じられず興奮しない。興味がわかないから修行シーンも退屈だった。本来1番楽しみになるべき主人公レイのシーンに切り替わる度にまたか…ってなってた。
フォースの覚醒から時間を空けずに繋がる続編なのに少し太ってたのが更に残念ポイント。

・カイロレン
評価急上昇。前回より大好きになった。ダースモールやベイダーの様なカリスマ悪役には遠く及ばないけど、逆に今まであまりいない人間味あふれる悪役キャラクターにどんどん惹かれていった。揺れ動く心情を的確に表現してるアダムドライバーの演技に心を掴まれたんだと思う。前回ボロクソ言ってごめんなさい。

・キャプテンファズマ
今までのスターウォーズにいないポジションでキャラが立ってるから結構好き。「システムのバグめ」って肉眼で訴えるところはかっこよかった。ただ前作の戦犯なのに名誉挽回出来ずに中途半端なまま退場して残念。

・ローズ
アンチ率90%超えを誇るであろう言わずと知れた嫌われ女王。こいつだけで平均スコア0.3は落としてる気がするけど散々言われてるから批判は我慢する。
キスシーンもすごい軽めで監督の最低限の配慮を感じた。主要メンバーにアジア人を入れたかったなら姉妹逆で良かったのでは?と思うけど百歩譲ってそこも我慢。
どうしても許せないのは特攻してるフィンにぶつかって止めた場面。絶対2機とも爆発する可能性の方が高いのに私情を挟みまくった異常な判断で1番冷めたシーン。嫌われるのも納得せざるを得ない行動。


③セーバーバトル&フォース
・セーバーバトル
ラズベリー賞をとっているエピソード2クローンの攻撃ですらセーバーバトルは殺陣が格好良くて大好き。
対して新3部作の殺陣はなぜしょぼいのか前作から自分なりに考えてた。
それはレイとカイロレンのセーバーバトルを通して成長を見せたい為。だからフォースの覚醒では2人の未熟さを出す為にカイロレンのライトセーバーを光ボヤボヤにさせたり、あえてしょぼいチャンバラ劇にしたと思ってた。(てか願ってた)
そして最終作で揺れ動くカイロレンがレイと共闘してスノークを倒す展開を予想してた。
けど一作早く今作で2人の共闘シーンがあった時点で自分の願いは両方とも叶わなそう。予想してたより早かったものの成長した?2人の共闘シーンは充分かっこよかったし今作で最も好きなシーンの1つ。

・新フォース
賛否両論だけど自分は基本的にすんなり受け入れられたが不必要に感じたシーンもいくつかあった。
まず離れた距離にいるレイとカイロレンがリンクするくだりが無駄に多かった気がする。カイロレンが上裸でレイが照れる件は君の名はみたいで何を見せられてるんだ?てなった。
レイアのフォースも同様でシュールすぎてなんだこの時間?て一旦冷静になった。

ルークとカイロレンのタイマンがフォース落ちだったのは予想外で面白かったけどそれのせいで新たなモヤモヤもたくさん生まれた。
1つはやっと求めてるセーバーバトルが見れる!て期待してた分少し消化不良だったという事。
もう1つはそれが原因でルークは力尽きてしまった事。だったら直接行って戦った方が良い気がする。ではなぜそれをしなかったのか?それは生身だと最初の一斉射撃であっさりやられちゃうからかもしれないという悲しい理由で自分を納得させた。

そして「また会おう」というルークの最後のセリフが引っかかった。普通に考えたら次回作はルークは登場しない流れだ。でもあえてこのセリフを入れたという事は2人は再び会うだろう。
方法は2種類。ルークが生きている(または生き返る)かカイロレンがルーク同様フォースの一部になるのか。再会の伏線としか思えない一言だった。

また、伏線ではないがハックスがカイロレンを睨みつけている最後のシーンの意図も気になる。


最後に
レイとカイロレンの物語の結末として自分の予想していた事がほとんど今作で起こってしまった為今作のクライマックスはすごい盛り上がって面白かった。ただその分最終作がどう完結するのか全くわからなくなったので今からすごい楽しみ。


スターウォーズは長文レビューしてなんぼみたいな風潮あるから頑張ってみた。最終作はポジティブな感想だけでこのくらい書きたいです。