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スター・ウォーズ/最後のジェダイのkamichaningのレビュー・感想・評価

3.9
あんなに大好きで、自分の魂とも言える「スターウォーズ」が、どこか遠くに行ってしまったような…そんな淋しさを感じた。EP7からはスカイウォーカーサーガでないことがハッキリと明かされてしまい、本当に辛くて今まで書けなかったくらいだ。多分EP4を劇場で観た往年のファンがEP1観た時もこんな気持ちだったんだろうな…
EP7であれだけルーク達との血縁関係を匂わせながら、何にもなかったのは残念ではあるし、JJからのフラグをバッキバキに折りまくって今回の展開に着地させたライアン監督に文句を言いたい気持ちはある。しかし、これから新世代のキャラ達が新たなSWユニバースを形成することで、現代の子ども達が楽しみ、将来的にシリーズが永久的に続いて、真の意味で神話になっていくのに向けて、今回の犠牲は必要だったんだと後々思えるようになっていたらいいな…だからこそEP9でJJが改めて最高のスターウォーズで締めてくれると信じたい!
勿論我々旧世代のファンでも楽しめる要素もふんだんにある。特にラストシーンでのルークの描写については、ルークファンとしては非常に満足している!こんなルークを見せてくれてありがとう!と言いたい!パペットのヨーダ様まで出てくるし、ファーストオーダーのメカはカッコいいし、SWらしさも堪能出来た!
クリーチャーのデザインについては本当に落胆した。海に向かって黄昏るミルクを絞られるエイリアンに違和感。更にカント・バイトに出てくる某ファルコンみたいな馬!スターウォーズの世界観としてはかなり違和感を感じた!個人的にEP8の一番の不満はクリーチャーのセンス!しかもカント・バイトのシーンが致命的に面白くない!クリーチャーもダサいし、新たな惑星なのに観ていてワクワクしない!おまけに展開も蛇足としか思えないし、まるごとカットしてルークの修行を増やして欲しかった…
全体的にはやっぱり大好き過ぎる要素が強いし、この年になってルークの成長した姿を観れただけでも本当にありがたい!

p.s.マンダロリアンを観てしまったので、本作の意義は無くなってしまった。EP8って本当に何だったのだろう…長期シリーズだからこそ、クオリティコントロールって本当に大事だね!
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