ソフィー

スター・ウォーズ/最後のジェダイのソフィーのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

光と闇、生と死、善と悪、ファーストオーダーとレジスタンス…など二元論的な要素が多く、さらにそれがレイとベン、ルークとレイア、師と弟、フォースをつかえる者とつかえない者…などキャラクターの関係性を個別に読み解くことにつながっていて面白かった。

特にフォースをつかえる人だけにわかる繋がりがぐっときた。
レイとベンの演出とか。
生まれも育ちも違ければ、対立する組織に所属し殺し合ったのに、フォースがあるから同じことを感じ、同じように光と闇の間で迷い、運命めいた共同体のような気持ちになっているのが好き。
光がいいのでも闇がいいのでもなく、「バランス」が大事だという二元論ではないという面が2人の関係でもわかる。

ローズという新キャラの登場はびっくりした。
こんながっつりヒロインしちゃって大丈夫?
次作でちゃんとキャラ作りこんで、活かさないとだめになってるよ?
今作のポーくらいは次作で活躍してくれないと困る。
確かにレイがルークの所に行った以上、フィンに相棒が必要だし、虐げられている弱者のレジスタンスを描く要素があったのはいいけど、その役割はポーが担えたと思う。
というか、最後のフィンが捨て身でキャノンに突っ込むのを止めるのは最早ポーの役割を奪っていた。
「ローズなんかーい! ってフィンに惚れとったんかーい!」
という感じだった。
ポーの成長を見せるのは、そこしかなかったのに。
ローズが死んでたら脚本にトマト投げてたけど、生きてたので次作でちゃんとローズを描いてほしい。それまではトマト持って待機してる。

噂に聞いてたルークの扱いについては、最期はちょっと疑問だけど、あんまり思うことはなかった。
エピソード7から入った勢なので。

序盤で泣かしにくるの困る。
エピソード8観てる人たちはローグワン履修済なわけだよ。
やめろよ、泣くだろ。
レジスタンスのテーマが流れる度に涙腺が緩む。
エピソード7まではレジスタンスのテーマは救援の合図、言うなれば勝利のテーマだったのに、今作では多くの犠牲を孕んだテーマで切なくてしょうがなかった。
わからない人はyoutubeで検索して今すぐ聴いてください。
レジスタンスのテーマが一番好き。
二番目はジェダイのテーマ。
ジェダイのテーマは受け継がれているのがロマンある。
ソフィー

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