ばんばん

スター・ウォーズ/最後のジェダイのばんばんのネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

公開時の感想を引っ張りだします。
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あーーーブレイキング・バッド オジマンディアス回という感想、納得。
ベニチオさん演じたインチキおじさんのクズはクズなんだけどポロッと見せた人の良いところとか、 フィンがレイを守りたいあまりにコソコソ逃げ出そうとする小者っぷりがありながら、でも!と頑張るとことか、
何よりレイとカイロ・レンの揺らぐ気持ちとか。
全体に闇も光も同時に存在して、というテーマで描いているのが、ね。

光と闇の対比と同時に描くというのは戦争のための武器や船をファーストオーダーとレジスタンス両方に売ってた戦争屋の話もそうだし、 ルークのベンに対して剣をふろうとしたこともギャンブルの星での失敗とその星の奴隷の子どもたちに希望とレジスタンスの心を植え付けられたこと。
ギャンブルの星のきれいで楽しい場所であると同時に汚い行為が下敷きになっていること。
ポーの行動とかね。
他にもあるよな……。

あと、正直いいますと、ファーストオーダーって結局なんなのよ?ってなってしまった……じじいあっさり死んじゃうから恐ろしさが減ってしまったのよね。
それほどカイロレンの力が強くなってしまったとの解釈ありなんだろうけど。
パルパティーンはジェダイとジェダイを持ち上げる社会が気に食わねー!っていう私怨がチラチラと見えたけど、じじいの目的がちょっとわからない。いや、何度もみたらわかるのかな…うーんでも地上波でやってたフォースの覚醒もポーちゃんの出番の後寝てしまってごめんなさいってな調子だったのでわからないままかも。

それとカジノの星の作戦も結局失敗に終わって、失敗だったことで???ってなりながらみてたんだけど、ファーストオーダーの管理する世の中の酷さを伝え、更に子どもたちにしっかり意思は引き継がれる、というラストにうまくつなげたんだなあ、とは思うものの、もうちょっともうちょっとなんとかならないかな、とは思いました。どうしたらよかったかな……。

あらゆる惑星やその星の生物、ドロイドたちとか小ネタはスターウォーズならではのサービスで楽しかった!チューイもBB8ちゃんもポーもかわいい。

や、やーーーー!ポーちゃんはすばらしくかわいかった。しかし彼にはもう少し反省してほしい…と思ったら終盤少し脳みそ使うようになってて紫の髪のおばさんのおかげかな。
レイアにビンタされるポーちゃんをもう一度みたいです(台無し)


これまでのスターウォーズの勧善懲悪すっきりを否定する形だから賛否両論あるんだろな。好みではあるけどスターウォーズとしては納得いかなかったのはこの辺りかな。
まあでも無理があったからさ、今までのストーリーだと。これからも続けていくには遅かれ早かれ必要な流れなのかなー。

それとは別の話なんだが、お話のウソがちょっと目についたというか、もうちょっとウソに補強が必要だったような気がする。納得させられないからね。
ルークがゴリラあとすとの猛攻撃を受けても平気な場面は、そこで幻だと気付くじゃろ?ってなっちゃうし…。

もう既にスターウォーズがどうとかじゃなくてカイロ・レンとレイの繋がりそうで繋がらなかった関係のお話になっている。わたしの中では!
あの共闘の、昂りの後のベンの言葉にレイが絶望したことを思うとひーーーっ!ってなる。
二人の、フォースという力を介した切っても切れない関係のはずなのに、こんなにも離れてしまった心を思うとせつない。一度は希望を持って、そして確信したのに。

そしてレイは自らファーストオーダーの呪縛を解いて行動し自分を守ろうとしてくれるフィンの元にっていうね。

ところでローズのキスはやめておいてほしかった。憧れと恋は違うとか戦場ではどうなの?とかもあるけど、それぞれの関係がややこしくなるだろーからやめい!っていう単純な気持ちも…。
ばんばん

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