はまたに

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのはまたにのレビュー・感想・評価

4.2
ジェダいい話、第9話完結編。

もう何がなんでも泣かせてやるぞ! な終盤の過剰演出にまんまと涙したのは、フォースの流れに包まれたというよりシスの力に屈服してしまったようで、めちゃくそ口惜しい。この涙にはぜんぜん納得してないからな! と小悪党のような捨て台詞を心の中で叫んだわ。

作品としては、ローグ・ワンからその思いを強めていた「自分とSWって相性悪いかも」の念を決定づけるようなもので、特に前半の展開の速さ拙さつまんなさはマーベルを知ってしまった体にはしんどかったです。フィンの結局誰を思ってんねん感とか一瞬気になっては、その後どーでもよくなって回収すらしないことにも無感情でいられたくらいには「なんだかなあ〜」だった。

涙したのはひとえに、長い時間の経過を思ってのこと。長い物語が終わるんだなあ、ということに対して。横山光輝の歴史漫画とかもそうだけど、壮大なサーガ、オデッセイって最後は必ずむなしさで終わる。悠久の時を思うと人間そうなる(だからキングダムもそう終わるで間違いない)。
つまりはだから、実質オイラは泣いてない!← これが言いたかっただけ

ともあれ、ひとまずは長年おつかれさまでしたってことで。

レイとカイロ・レンのキャスティングはあの2人でよかったね。最後にもうこれ以外の人選はないと思わせるようで真に迫ってた。まあ、夜中までLINEし合う親友同士みたく都度都度フォースを介したバーチャルトークしてんのはなんやねんとは思ったけども!😁
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