レイア・オーガナ姫を讃えて。
さぁ、終局の幕開けです。
初日ということもあって、劇場は満席。
その熱気までも、まるで段違いであることが肌で感じられました。
レイ、フィン、ポー、そしてカイロ・レン。
それぞれの辿り着く終わりは、果たしてどんなものなのか。
ネタバレ無しでレビューします。
一つだけ、ものすごく疑問に思ったことがあるので、それはコメントに残します。
が。
書ける内容がない…。
どうしよう。
フォロワーさんのレビューを覗きたい。
だけど、それは自分のレビューをあげてから。
ハン・ソロのスピンオフとアニメシリーズ以外は全て鑑賞してきたので、スカイウォーカーサーガを観終えた今だからこそ。
今回観て、正直に感じたことを書きます。
スターウォーズファンの皆様、どうかここでレビューをご覧にならずに、閉じて下さい。
読み進めて頂けるならば、どうか寛大な気持ちでお願い致します。🙇♂️
自分の中には、フォースが足りなかったのです。
認めたくはないのですが。
皆さんの中にも、映画に対する愛情の指標って、ありませんか。
初めて劇場で体験した映画とか。
ずっと追いかけ続けたシリーズとか。
スターウォーズシリーズは、沢山の映画ファンの指標になっていたと思います。
僕はスターウォーズを最後まで観て、どんな感情が生まれるのか、自分でも分かっていませんでした。
好きではあると感じてます。
ただ、自分の映画愛の指標には、なってなかったんです。
周りの熱狂に巻き込まれたというのかな。
確かに小さい頃から観続けたシリーズですけどね。
自分が影響を受けた作品と言われたら、まずスターウォーズは挙げられないのです。
皆さんが好きなスターウォーズのエピソードって、何ですか。
何処の惑星の物語が好きですか。
シリーズのワンシーンをパッと見せられて、どのエピソードか、当てられますか。
熱心なスターウォーズファンのフォロワーさんなら、簡単に挙げられるでしょう。
僕は、多分出来ないと思います。
エピソードが頭の中でごっちゃになってるんです。
何の目的があって、何処の惑星に行ったとか、どのキャラクターには何処で会ったとか、全然思い出せないんです。
スターウォーズという全体像は頭の中にあるけれど、細かい設定や物語を覚えていない。
それ程熱をあげられなかったんです。
ファンならシリーズ通して、及第点があっても、これもスターウォーズ‼︎と納得できる部分もあるでしょうが、自分はこれはスターウォーズというイベントだから、と言い聞かせずにはいられなかったのです。
一映画ファンとして、このシリーズをスルーする訳にはいかない。
そんな気持ちが、僕の中で大きかったんだと思います。
ここにシリーズが完結しても、何の感慨も湧かなかった。
42年の幕引きと考えると、どうしても「う〜ん」と首をひねってしまいます。
それは恐らく新3部作のキャラクターが、自分にはあまり魅力的でなかったからなんだと思います。
ハン・ソロにルーク、レイアが大活躍するオリジナルが、やっぱり良いです。
オリジナルなら、ある程度頭の中に残ってますから。
新たなる希望と帝国の逆襲、フォースの覚醒だけは、単体として大好きです。
フォースの覚醒は、未知数だったから、どんな展開になるか予想できなかったし、衝撃のシーンが幾つもありました。
はっきり言って、これを観た時は本当に興奮しましたよ。
テンポも良かったし、この後どうなるんだろう、って。
その興奮は、フォースの覚醒だけで終わってしまいました。
今回のスカイウォーカーの夜明け、内容には触れませんが、僕の中では、1本の映画として観れば、長い。率直な感想です。
ジョージ・ルーカスの手からは、随分遠く離れたなぁ。
しかし、好きだった点が2つほど。
まずはジョン・ウィリアムズのスコア。
スターウォーズはやっぱりテーマ曲が最高ですが、帝国のマーチやレイア姫のテーマなど、他にも名曲がたくさんあります。
それが全て聞けたこと、特に帝国のマーチはもう堪らないです。
それから、一番最初に書かせて頂きましたが、レイア・オーガナ姫を讃えた作品としては、胸に迫るものがありました。
エイブラムス監督、CGには頼らずに、残っていたキャリー・フィッシャーの未使用テイクを編集して、レイア姫を登場させます。
その違和感のなさ。
それは映像的な面でも、ストーリー的な面でも、あまりにもピタリとはまっていて、本当にフィッシャーがあたかも撮影中も生きていたような。
それだけは、本作を観て、思いを馳せられるシーンでした。
これから、皆さんのレビューを拝見させて貰います。
きっと、スターウォーズ愛、映画愛が爆発しているレビューが溢れてるんだろうな。
もう一度本編を観たくなるかも知れない。スコアも上がるかも知れない。
もしかすると、本編観るよりも楽しみかも‼︎
